☆ がんばれネッピー君 ☆ |
がんばれネッピー君(最終話)  投稿日:2002/10/16(水) 22:27 投稿者:ながえもん |
バク転に失敗して首の骨を折って入院しているネッピー君の容態はなかなかよくならず、病院で寝たきりの毎日を過ごしていました。
そんなある日、ネッピー君の病室に病院の事務長が真っ赤な顔をしてやってきました。
事務長「おいこら、おまえさっさとこの病院から出て行きやがれ!」
ネッピー「えっ、毎日おとなしく過ごしとおのになんでそんなこと言われなあかんねん?」
事務長「お前、入院代全部滞納しとおやろう!」
ネッピー「そんなことないで、おやじが全部払うとおはずやで」
事務長「お前のおやじは金あるくせにケチで有名なんや。それにお前のこづかいでは払えへんやろう!」
ネッピー「確かにこづかい安いけどなんでそんなこと知っとおん?」
事務長「だいぶ前に新聞にお前のところがトラッキーに抜かれて一番安いって載っ
とったわ。なんでもええから早よ出て行け!」
ネッピー「ちゃんと医療保険入っとおから、退院後ちゃんと払えるやん・・・・」
事務長「つべこべ言うな!」
とネッピー君は首に包帯を巻かれたまま病院から追い出されたのでした。
がんばれネッピー君(第108話)  投稿日:2002/10/16(水) 00:08 投稿者:ながえもん |
いっぽうリプシーちゃんは、シルキーちゃんのところに農作業の手伝いに来ていました。
リプシーちゃんはこんな田舎に来て農作業するのは初めてのことなので、とてもうれしそ
うです。そして今はいちごの出荷の最盛期です。
リプシー「うわあ、こんなによおさんいちごがあってうれしいわ。ちょっとくらい食べて
もわからんやろう」
とリプシーちゃんはいちごのつまみ食いをしていました。
シルキー「ちょっとあんた、うちの大事な商品に何してくれよんねん!」
リプシー「ちょっとくらいええやん。」
シルキー「これやから町のもんは困るねん。遊びで作っとんちゃうねんで。」
リプシー「朝早ようから起こされとんねんからこれくらいさせてえな」
シルキー「あかんもんはあかん!」
こうしてリプシーちゃんは大好きないちごを目の前にしながら、一口も食べられず、毎日
朝早くから晩遅くまで農作業の手伝いをさせられているのでした。
がんばれネッピー君(第107話)  投稿日:2002/07/02(火) 23:47 投稿者:ながえもん |
ファイティー君の家から逃げてきたサマー君は、早く家に帰りたくて仕方があり
ませんでした。しかし、ネッピー君に頼まれたおつかいはして帰らないといけま
せん。
サマー君はイヤイヤながらバフィー君の家に向かいました。
しかし、あまりにいい天気なので暑くてたまりません。特にバフィー君の家の近
所は暑いので有名で、田舎育ちのサマー君にとっては、耐えがたいものです。
ようやく銀色の変な形をした大きな建物を見つけました。
サマー「何、バフィーの家も変な形しとるなあ。パシフィック村の奴らはみんな
こんな変な家に住んどるんか・・・・・?」
すると後ろから爆音を立てて車が走ってきました。
バフィー「よお、田舎もんが何しに来てん?イチゴの収穫はもう終わったんか?」
サマー「ネッピー君の代わりに・・・・・・」
バフィー「そうかネッピーもついにリストラされたか!」
サマー「そうやなくて・・・・・」
バフィー「バルバロックとカペロットから聞いたけど、ネッピーの奴ハローワー
クに通ってるらしいやん、そんな話はええからまあ上がれや」
サマー君はバフィー君の家に入りました。バフィー君の家もファイティー君の家
みたいに巨大な屋根がありました。そして水色の壁がありました。
しばらくその壁を見ているとなぜかとても眠たくなってきたのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気が付いてみるとサマー君はなぜか運河に浮いているのでした。
(つづく)
がんばれネッピー君(第106話)  投稿日:2002/06/05(水) 22:02 投稿者:ながえもん |
サマー君はファイティー君の家に向かいました。田舎住まいのサマー君にとって、
こんな街の中に来ることは初めてで、とにかく驚くことばかりでした。
何回も迷った挙げ句にようやく巨大な卵のような建物が見えてきました。
サマー「なっ、なんやこの建物は!もしかしたらここなんかなあ?」
とサマー君はこの巨大な卵のような建物の中に入っていきました。
中に入るととても巨大な空間が広がっていてサマー君はまたまた驚きました。
ファイティー「君だれ?」
サマー「どっ、どうもはじめまして。ネッピーの親戚のサマーといいます。」
ファイティー「ふーん、なんか変な顔しているね。ところでネッピーに何かあっ
たの?」
サマー「ちょっと首の骨折ってしもうて・・・・・・」
サマー君はこんな巨大な屋根を見たことがなかったのでとてもびくびくしていま
した。
それに気づいたファイティー君はちょっといたずらしてやろうと思いました。
いきなりすごい音がしたかと思うとものすごい風が吹き始めました。
サマー「なんやこの風は!ここは悪の館や!最悪や〜!」
とサマー君はこわくて逃げ出してしまいました。
その姿を見たファイティー君はネッピー君のことを情けないやつだと思っていた
のですが、親戚のサマー君もそれ以上に情けない奴だなあとあきれていたのでした。
(つづく)
がんばれネッピー君(第105話)  投稿日:2002/06/04(火) 22:32 投稿者:ながえもん |
ネッピー君の親戚で田舎住まいのサマー君は今日もイチゴの収穫に追われていまし
た。
そんな時に荷物が届きました。
サマー「こんな忙しいときに誰や?ネッピーからか、何送ってきたんやろう?」
中には手紙が入っていました。
「サマー君、お元気でしょうか?
今ちょうどイチゴの収穫で忙しいときだと思いますが非常に申し訳ないんだけど、
僕は首を骨折して入院してしまいました。
(理由は聞かないでください。)
そこでサマー君にお願いがあります。それは僕の代わりにおつかいに行って欲し
いのです。君の服ではわかってもらえないだろうから、僕の紺色の服を送ります。
よろしくお願いします。 ネッピーより」
サマー「こんな忙しいときに困るなあ・・・・」
シルキー「何言うとんの、こんなチャンスめったにないことやで!」
サマー「いやあ、今年のネッピーの調子やとなんぼでもチャンスあると思うけど
なあ」
シルキー「こんな田舎ばっかりにおらんとたまには街の空気吸うて来なさい!」
ということでサマー君は着慣れない紺色の服を着てしぶしぶおつかいに出かけたの
でした。
(つづく)
がんばれネッピー君(第104話)  投稿日:2002/06/03(月) 23:11 投稿者:ながえもん |
リプシーちゃんが止めるのも聞かずにネッピー君はバク転の練習を始めました。
しかし、頭の大きなネッピー君にとってバク転は至難の技です。
何回やろうとしてもただ後ろにこけるだけでした。
リプシー「なんぼやってもあかんやん、ええ加減にあきらめ」
ネッピー「あかん、高収入を得るためには多少のリスクも顧みなああかんねや!」
とそのときです。
「ボキッ!」
リプシー「あっ!」
ネッピー君は動けなくなってしまいました。リプシーちゃんは救急車を呼びま
した。
病院に運び込まれてネッピー君は目を覚ましました。
医者「首の骨折れてますよ。いったい何しとったんですか?」
ネッピー「いやバク転の練習を」
医者「あんたねえ、自分の顔見てからやりなはれ!そんなでかい頭ではどないし
たって無理やって」
ネッピー君は落ち込んでしまいました。なぜならこのまま安いおこづかいで我慢しなければいけないのかと思ったからです。
(つづく)
がんばれネッピー君(第103話)  投稿日:2002/06/02(日) 22:06 投稿者:ながえもん |
面接を受けに行ってすっかり落ち込んでしまったネッピー君は、ある一大決心をし
ました。
芝生の上でマットを敷いて何やら始めようとしています。
そこにリプシーちゃんがたずねてきました。
リプシー「ちょっと、布団なんか敷いて天気ええから昼寝でもするん?」
ネッピー「そうそう近頃眠れへんから・・・・・、ちゃうって!よお見いや!」
リプシー「ああ懐かしいやん、マットやんか。体育でよお使ったなあ。むっちゃ
苦手やったから嫌いやってん。そんでマットなんか敷いて何しよんの?」
ネッピー「バク転の練習や!」
リプシー「バッ、バク転?前回りもできへんのに何言うてんの?ただでも怪我多
いねんからやめときって!」
ネッピー「いや、このご時世バク転でもできなあ就職できへんねや!」
リプシー「たとえこづかい安くても今のままでええやん?」
果たしてネッピー君はバク転ができるのでしょうか?
(つづく)
がんばれネッピー君(第102話)  投稿日:2002/05/25(土) 21:28 投稿者:ながえもん |
ネッピー君はハローワークで求人票を見てみましたが、求人票の数自体がとても少
なく、あっても給料の安いところばかりでした。
そんな帰り道ネッピー君は本屋で転職情報誌を買い、家でボーっと眺めてみま
した。
そこにはネッピー君が気に留めた求人がありさっそく面接を受けてみることにしま
した。
面接官「あなたの特技はなんですか?」
ネッピー「はい、ダンスが得意です。」
面接官「そう、ちょっと踊ってみせてよ」
さっそくネッピー君はお得意のヴィクトリーマーチを踊り始めました。
面接官「ううん、それはちょっとダンスとは言えないなあ。他になんかないの?」
ネッピー「バギーでジャンプしたり、自転車に乗ったり、あとストラックアウトに、ロデオレースなんかもできます。」
面接官「ううん・・・・・・、どれもパッとしないなあ・・・・・。バク転とかできない
の?」
ネッピー「それはちょっと・・・・・・・。」
面接官「このご時世、バク転くらいできないとどこも雇ってくれないよ!」
ネッピー君は世の中の厳しさをつくづく実感しました。やはり何か特技がないと
いい職は得られないのです。
でもネッピー君に、バク転を求めるのは酷な話ですね。
(つづく)
がんばれネッピー君(第101話)  投稿日:2002/05/24(金) 21:57 投稿者:ながえもん |
リストラされるかどうか心配でたまらないネッピー君は、失業したときに備えてど
んな仕事があるか調べるためにハローワークに出かけていきました。
するととても懐かしい面々を見つけました。
ジャック「おお、ネッピーやないか、なんでお前がこんなとこ来とおねん?」
なんとブルーパイレーツの面々が職探しにハローワークに来ていたのです。
ネッピー「最近こんな不況やからちょっと心配でなあ・・・・・」
ひげ丸「おまえの親父リストラ好きやからなあ・・・・・、俺らもどんどん仕事なくな
って、最後には肩たたかれたからなあ・・・・・・」
ブクブク「でもなあ、ほんまにええ仕事あらへんぞ。とっくの昔に失業保険も、安
い退職金も食いつぶしてしもうたわ。ネッピー、どんな嫌なことがあっても親父に
はしがみついとかなああかんぞ。」
フック「そういえば、バフィーのところのカペロットとバルバロックもつい最近リ
ストラされたらしいぞ。」
ネッピー「そうか、やっぱり厳しいんや・・・・・・」
ネッピー君はすっかりブルーパイレーツの話を聞いてすっかり落ち込んでしまった
のでした。
(つづく)
がんばれネッピー君(第100話)  投稿日:2002/05/23(木) 22:21 投稿者:ながえもん |
元々ネッピー君とレオ君は仲がよかったのですが、最近はどうもそうではないようです。
というのは、レオ君にはネッピー君自分の足ばかり引っ張ってハリー君を助けているようにしか
思えなかったのです。というわけでレオ君は打倒ネッピー君に燃えているのでした。
そんな時ネッピー君はレオ君の家を訪ねて行ったのでした。
レオ「あっ、超嫌な奴が来た。」
ネッピー「いっ、いきなり何変なこと言いよんねん?」
レオ「君はさ〜、いつも僕の邪魔ばっかりして、僕に何か恨みでもあるんじゃない?」
ネッピー「何言うとんねん!俺とレオ君は親友やんか!」
レオ「そのさ〜、善人づらするところが嫌なんだよ!君のせいで僕はハリーやバフィーに馬鹿にされるんだ!」
ネッピー「俺かてハリーやバフィーにひどい目に合わされとうで!」
レオ「君みたいなケチは僕は超嫌いなんだ!」
ネッピー「ちょう待ってくれや!俺は別にケチっとらへんけど親父がケチなんや!」
レオ「君みたいなケチはさ〜、みんなに嫌われるんだよね。君をリストラしようって計画あるんだよ。」
ネッピー「リッ、リストラ?なんで?」
レオ「君みたいなケチ相手にしている暇ないんだよ。さあ帰った帰った!」
とネッピー君はレオ君に追い返されてしまいました。
ネッピー君はなぜ自分がリストラされようとしているのかいくら考えてもわかりませんでした。
ケチなのは自分のせいではなくてお父さんのせいなのですが、あまり反抗するとお父さんにリストラされそうなのでネッピー君は少ないお金で暮らしていかなければいけないのです。
(つづく)
がんばれネッピー君(第99話)  投稿日:2002/05/19(日) 21:33 投稿者:ながえもん |
せっかく建てた別荘をファイティー君に奪われそうになっているレオ君はある作戦を考えました。
レオ君はジャビ君のところへ行きました。
ジャビ「よお、レオじゃないか。この前の話のこと何か考えてきてくれたか?」
レオ「合併した後の村の人数を減らしたほうがいいと思うのですが?」
ジャビ「ほほう、それもそうだな。目障りな奴は消してしまったほうが都合がいい。」
レオ「やはり金がない奴は切るべきだと思うのですが?」
ジャビ「そうだなあ、ドケチの癖にやたらと俺に反抗しやがるネッピーはいらないなあ。」
レオ「あとジャビ様の同居人なんかもいらないのでは?」
ジャビ「あれは俺の番犬として役に立つところがあるからなあ。」
レオ「でも最近引っ越そうとしてるようですよ?」
ジャビ「何!番犬の癖に生意気な!」
こうしてセントラル村とパシフィック村が合併されて、ネッピー君とファイティー君がリストラされるという話が着々と進んでいるようですが、果たしてどうなるでしょうか?
がんばれネッピー君(第98話)  投稿日:2002/05/11(土) 01:34 投稿者:ながえもん |
ファイティー君はさっそくレオ君にさっき見学した家のことを話しました。
するとレオ君の表情が変わりました。
レオ「それは僕の別荘だよ!それを勝手に占領するなんて、君は泥棒だ!」
ファイティー「泥棒だなんて人聞きが悪い、ちゃんと不動産屋に行って話しをしてきたんだ!」
レオ「あの家を建てたときから夏はあそこで過ごすと決めていたんだ!」
ファイティー「君はちゃんとした家があるからいいじゃないか!僕なんかジャビと一緒に住んでいるから
いつもひどい目にあってばかりだよ。奴が帰ってくるといつも僕は追い出されるんだ。僕だって家がほし
いよ!」
レオ「ダメなもんはダメ!他にもいい家はあるだろう!」
レオ君とファイティー君は大喧嘩を始めました。しかしなかなか決着は着きません。
でもファイティー君が豪邸に住むことはほぼ間違いありません。それを快く思わないレオ君はある作戦を考えま
した。
(つづく)
がんばれネッピー君(第97話)  投稿日:2002/05/09(木) 00:16 投稿者:ながえもん |
不動産屋から話を聞いたファイティー君はさっそく豪邸の見学に行きました。
不動産屋「この家のご自慢はまず町が見渡せるガラス張りの展望台です。」
ファイティー「うわあ、これはすごいや!」
不動産屋「何よりもこの家の最大のご自慢はこの家の床です。」
不動産屋が壁にあるボタンを押すと今まで人工芝だった床がゆっくりと動き出し、そしてきれいな緑の芝生の床
に替わりました。
ファイティー「こっこれはすごいや」
あまりのすごさにファイティー君は腰を抜かしてしまいました。
ファイティー「本当にあの値段でいいんですか?」
不動産屋「これは本当に掘り出し物ですよ。今すぐ契約していただけるならばもっと安くしますよ。」
ファイティー君はすっかり気に入ってしまい、すぐにでも移り住みたいと思いました。
この家のことをさっそく誰かに話したいと思いました。
そこにレオ君が現れました。
(つづく)
がんばれネッピー君(第96話)  投稿日:2002/05/07(火) 23:24 投稿者:ながえもん |
ファイティー君はお料理上手です。この日も夕食のためにお得意の肉料理を作っていました。
やっと食事の準備ができたところで玄関から騒がしい声が聞こえました。
ファイティー君は「またか。」と思いました。そうです、家主のジャビ君が帰ってきたのです。
ジャビ「おい、そこの変な奴!俺様のためにまずい料理作りやがったな、邪魔だからさっさと出て行け!」
と言ってファイティー君が用意した夕食の載ったちゃぶ台をひっくり返したのでした。
ファイティー君はジャビ君の家に間借りしています。ですから、ジャビ君が帰ってきたら出て行かなければいけません。
ファイティー君は寂しそうに町を歩いていると、ちょうど不動産屋の前を通りました。
「憧れの北の大地の大豪邸!しかも超格安!」
この文字にファイティー君は心を魅かれて店の中に入って行きました。
不動産屋「こんないい物件なかなかないよ。しかも周りにはおいしいものがたくさんあるし、夏も涼しいし最新鋭の設備が付いてるから冬の寒さも全然問題ないよ。」
ファイティー君はこの物件にとても興味を持ったので見学してみることにしました。
(つづく)
がんばれネッピー君(第95話)  投稿日:2002/05/05(日) 21:56 投稿者:ながえもん |
一方、ネッピー君の家には誰も訪ねて来ないし遊びに行っても誰にも相手にしてもらえないので、ネッピー君はとても寂しそうにしていました。
そのとき何やら見慣れない白い鳥のようなものがやってきました。
よく見るとどうやらマー君のようでした。
ネッピー「すんません、もしかしたらマー君でっか?」
マー「ネッピー、わかってくれるのはやっぱり君だけだよ!」
ネッピー「そんなに痩せてしもうてどないしたん?何かつらいことでもあったんか?」
マー「痩せたって言うのじゃなくてスマートになったって言ってよ!」
ネッピー「髪の毛寝とおけどどないしたん?雨降っとらへんから濡れるはずもないやろう?」
マー「僕のイメージ変わったと思わない?良くなったでしょう?」
ネッピー「ううん・・・・変わったといえば変わったなあ、前よりすっきりしたかなあ・・・・」
マー「ありがとう!ネッピー君!やっぱり君は僕の親友だ!」
ネッピー君はなぜマー君の言いたいことがよくわかりませんでしたが、とりあえずマー君と仲良しというのはちょっと困りものだなあと思ったのでした。
(つづく)
がんばれネッピー君(第94話)  投稿日:2002/05/02(木) 00:26 投稿者:ながえもん |
いつもアヒルと間違えられるマー君は、みんなに馬鹿にされないようにイメージチェンジすることにしました。
ずんぐりむっくりした体型をスリムにするためにスポーツジムに通い、長いくちばしを自分でやすりで削り、そして立っていた髪の毛もショートカットにし、ずいぶんスマートになりました。
マー君はスリムになった自分にとても満足しさっそくみんなに自慢したいと思い、さっそく出かけていきました。
まずはご近所のレオ君のところに行きました。
レオ「うわあ、マー君その姿どうしたんだよ、超きもいよ。」
マー「ずいぶんひどいこと言うなあ、一生懸命イメチェンしたんだよ」
レオ「それでイメチェンだって?ハハハハハハ」
すっかり気を悪くしたマー君はレオ君の家の外に出るとハリー君に会いました。
ハリー「あんた誰や?」
マー「そんな冗談きついよ、わかった僕がイメチェンしてハリー君より格好よくなったからひがんでいるんだ。」
ハリー「お前みたいなあひるのできそこない相手にしている暇ねえんだよ!どきな」
マー君はその後ファイティー君やバフィー君にも会いましたが、やっぱり馬鹿にされました。
マー「そうだ、彼ならわかってくれるはずだ!」
マー君はあるところへ向かいました。
(つづく)
がんばれネッピー君(第93話)  投稿日:2002/05/01(水) 23:45 投稿者:ながえもん |
自分のことを世界一だと思っているジャビ君はどうしても負けることが嫌いです。
昨年までは自分の家に大型扇風機を取り付けていましたが、それでもつば九郎君に
負けてしまったので、今年は新兵器を導入することにしました。
そこにちょうどスライリー君が訪ねてきました。
スライリー「おいクソジャビ、今日こそお前と勝負つけたるけん!」
ジャビ「うわあ、くせえ!ここはお前みたいな汚い奴の来るところじゃねえんだよ!」
スライリー「今日こそ世の中は金やないところを見せたるけん!」
ジャビ「ばかな奴め、新兵器の力を思い知るがよい!」
突然スライリー君の体が浮き上がり、屋根の上に空いた穴に吸い込まれていきました。
そうですジャビ君の新兵器とは掃除機の吸う力を利用した大型吸引機を屋根の端っこにつけたのです。はたしてこの新兵器と大型扇風機でジャビ君は世界征服できるのでしょうか?(つづく)
がんばれネッピー君(第92話)  投稿日:2002/04/11(木) 00:05 投稿者:ながえもん |
毎年春になると緑に囲まれたネッピー君の家の周りには、きれいな花が咲いたり、いろいろな動物が遊びに来たりするのでネッピー君は楽しみにしているのですが、今年は何もやってきません。
そして芝生の手入れも一生懸命やっているのですが、相変わらず枯れたままです。
あまりにもさびしいのでネッピー君は誰かに会いたくなってきました。
とりあえず元気者のバフィー君の家に行くことにしました。
ネッピー「よお、バフィー相変わらず元気そうやな!」
バフィー「勢いだつなげ続け・・・・・・♪」
ネッピー「バフィー!」
ネッピー君がいくら呼んでもバフィー君は全く気づきません。仕方がないので他のところに行くことにしました。
ジャビ君に虐げられているファイティー君なら気持ちがわかってもらえるだろうと行ってみる事にしました。
ところがファイティー君はレオ君と何やらもめているようでやはり全く相手にしてもらえませんでした。
誰にも相手にしてもらえないネッピー君はとても悲しくなってきました。
しかし、世の中にはもっと悲しい思いをしている人がいるものです。
(続く)
がんばれネッピー君(第91話)  投稿日:2002/01/28(月) 23:31 投稿者:ながえもん |
ハリー君はいつものように行きつけの店に行きました。
マスター「ハリー、今日は金持ってきたか?」
ハリー「この前のつけはちゃんと払ったやん?」
マスター「今度からおまえにはつけ払いさせへんで」
ハリー「そんな、マスター堅いこと言わんでもええやん?今まで長い付き合いやん?」
マスター「こっちも商売や。おまえのおやじの店は大変なことになっとんや。おまえとは現金払いでないと飲み食いさせへん。」
ハリー「そんなケチなこと言うんやったらもうええわ!」
こうしてハリー君が店の外へ出ると、マー君とファイティー君が何やら恐い顔をして歩いていました。
マー「おい、ハリー!君の店に入れたお菓子の代金まだもらってないんだ。」
ファイティー「僕のところのもだよ。うちのお父さんがもうハリーとは付き合うなと言ってるよ!」
ようやくハリー君には事の重大さがわかり始めてきたのでした。
(つづく)
がんばれネッピー君(第90話)  投稿日:2002/01/27(日) 01:06 投稿者:ながえもん |
ハリー君は毎日毎日遊び呆けていました。いったいどこにそんなお金があるんでしょう?
それは、お父さんのお店がとても儲かっているので、おこづかいもたくさんもらえたのです。しかし、最近お父さんのお店も苦しくなってきたのですが、ハリー君は相変わらず遊んでいるのでした。
そんなある日、ハリー君の家のドアを激しくノックする音が聞こえました。
ハリー「誰や!俺は今眠いんや!」
借金取り「おいこら!寝とる暇あったら金返せ!」
ハリー「ああ、それやったらオヤジのとこ行ってえな」
借金取り「あほか、お前は!おまえのオヤジはわしらに借金の返済免除してくれって泣き付いてきよったんや、もうつぶれかかっとんや!」
ハリー「そんなことないわ!うちの店は全国に展開してるから毎日ようさん売り上げあるで」
借金取り「おまえもわからん奴やなあ、三日以内に金全部用意せんかったらこの家差し押さえるぞ!わかったか!」
しかし、ハリー君にとってはお父さんの店のことはまるで人ごとで今日も遊びつづけるのでした。
がんばれネッピー君(第89話)  投稿日:2002/01/05(土) 00:54 投稿者:ながえもん |
今日は珍しくネッピー君の家のポストに手紙が入っていました。
見ると遠い国に住んでいるムース君からでした。
ネッピー君は遠い国の言葉がわからないので辞書で必死に調べて読みました。
「ネッピー君、リプシーちゃん元気かい?今年君にもらった振り子がとても役に立っているよ。大魔神と共に大活躍してくれて、世界制覇までもうすぐだったんだけど、ヤンキーにやられてしまったよ。でも来年こそはヤンキーを振り子の力で倒そうと思う。ネッピーもこっちに来ないかい?こっちの方が君の好みに合っているとおもうけどね。それじゃまた会えるのを楽しみにしているよ。 ムース」
ネッピー君は実はムース君のところに行きたくてしょうがないのですが、まだ行かせてもらえる権利もないし、こづかいが下げられ、お金もないのでとりあえずここでしばらくは我慢しなければいけないのでした。
がんばれネッピー君(第88話)  投稿日:2002/01/04(金) 01:20 投稿者:ながえもん |
ネッピー君の家の庭の芝生は、とてもきれいなことで有名なのですが、どういうわけか最近芝生が枯れ始めているのです。確かに年々おこづかいが減っているので、草刈り機を使う回数が減ったり、安い肥料を使ったりしていますがそれでもこの枯れ様はひどすぎます。そこで庭師に来てもらうことにしました。
庭師「うわあ、これはひどいなあ!全然手入れしてないんちゃう?」
ネッピー「そんなことあらへんで、うちの自慢はこの芝生だけやねんから毎日手入れしとるで!」
庭師「それにしても見事な枯れようやなあ。この土ひどいなあ、こんなん砂漠の砂と一緒やん。」
ネッピー「肥料もちゃんとやっとおで!」
庭師「土の中には微生物がよおさんおってそのおかげで土が肥えるんや。これ直そう思うたら高うつくで。」
ネッピー君の家に最近人が寄りつかなくなったのは確かですが、もしかしたらネッピー君のお父さんがあまりにもケチなので、土の中の微生物まで逃げてしまったのでしょうか?
(つづく)
2年も続けて嫌なものを見てしまったネッピー君は、今度こそはみんなを見返してやらないといけないと思いました。そのためにはいろんなものが必要なんですが、どうも最近家からたくさん物がなくなっているような気がするのです。そこでお父さんのところに行ってみました。
ネッピー「最近物がよおさんなくたっとお気がするねんけど知らへんか?」
父「なくなったんやない。お父さんが全部売ったんや。」
ネッピー「大事にしとったもん売られたらまたみんなにいじめられるやん!」
父「いいかネッピー、何事もビジネスや。今あるものでがまんしろ。」
ネッピー「ビジネスもへったくれもないわ!こんなんしゃれならんわ!」
父「お前はビジネスに口をはさむ必要はない!与えられたものでやっていけばええんや!」
ネッピー「僕のこづかい村の中で一番安いん知っとおか?」
父「最小の費用で最大の効果をあげるのがこれからのビジネスや!」
お父さんがケチなのは前からわかってましたが、ここまでケチだとはネッピー君は思いもしなかったのでした。(つづく)
ネッピー君はわけのわからぬままバフィー君に言われるがままにロシアンルーレットをしようとしていました。
よく考えるとレオ君が4発、ファイティー君が1発ということはあと1発しかありません。ということは・・・・・・。
ネッピー「やっぱりこんな恐いことやめるわ・・・・・」
バフィー「実弾なんか入れてへんから大丈夫や、俺がお前を殺すはずないやろう!代わりに引いたるわ!」
とバフィー君は引き金を引きました。すると大きな音がして、そして屋根から吊ってあったくす玉がはじけました。そしてどこからかたくさんの人が集まってきて飲めや歌えの大騒ぎです。
バフィー「やっぱり何事もフルスイングに限るわ!さあ朝まで飲むでえ!」
その大騒ぎの中でネッピー君は倒れたまま立ち上がれないのでした。
ネッピー君はバフィー君をおとなしくさせるために、バフィー君の家に向かいました。
バフィー「ネッピー、よお来た!お前が来るのをずっと待っとったんや!」
ネッピー「まさか俺をしばくつもりやったんか?」
バフィー「あほう!それよりも楽しいゲームがあるんや。レオもファイティーもやって行ったで。」
ネッピー「でもゲームに負けても酒の一気飲みなんかせえへんで。」
バフィー「あほう、そんなもんちゃうわい!スリル満点のロシアンルーレットや!大丈夫実弾入ってへんから死なへんって。」
というわけでネッピー君はわけのわからぬままロシアンルーレットをやらされるハメになりました。
果たしてネッピー君大丈夫なのか?
バフィー君とハリー君とレオ君の3人は最近ずっとけんかばかりしていましたが、ネッピー君の説得でどうも様子が変わってきたようです。最近ハリー君とレオ君の元気がないのです。
ネッピー君は家の前をとおりがかったハリー君を見つけました。
ネッピー「ハリー、どないしたん元気ないやん?」
ハリー「うちのおやじの店がえらいことなんや!マジでつぶれるかもしれへんねん。」
そういえば、つい最近も映画館が一緒にあった大きな店がつぶれました。どこももうからないんやなあとネッピー君は思いました。そして今度はバフィー君の家からでてきたレオ君に会いました。
ネッピー「どないしたん、えらい疲れた顔して?」
レオ「もうだめだ、バフィーに散々やられたよ・・・・」
ネッピー「つい最近までパワー全開で元気やったやん?」
レオ「バフィーにはかないっこないよ・・・・」
レオ君にパワーをもたらした薬の効き目はどうやら切れてきたようです。しかし、バフィー君のあの暴れようはいったいどうなっているのでしょうか?ネッピー君はマジックの力でバフィー君をおとなしくさせるべくバフィー君の家に向かったのでした。
ジャビ君は呪術師を見事買収することに成功しました。
一方、正義の味方つば九郎君の家にはシャオロン君が来ていました。
シャオロン「つば九郎君、僕はこのところジャビにやられっぱなしだ。だから頼んだよ。」
つば九郎「みんなの願いをかなえるのが僕の仕事だから大丈夫だよ。僕にまかせてよ。」
しかしなぜかこのとき妙なことが起こりました。なぜかシャオロン君がつば九郎君を殴り始めました。
つば九郎「何するんだよ!」
シャオロン「わからないよ、体が勝手に動くんだ!」
その時シャオロン君の足がつば九郎君の足を強打しつば九郎君は歩けなくなってしまいました。そして空からは岩やら火の玉やいろんなものが降ってきてそしてみんなつば九郎君に命中しました。
つば九郎「シャオロン、早く逃げな!」
その時遠くから笑い声が聞こえてきました。
ジャビ「ハハハハハ!おい焼き鳥よ、俺に逆らうからこうなるんだ!俺様の部下になったら許してやろう。」
つば九郎「誰がお前の言うことなんか聞くもんか。みんなお前のことを嫌がっているのをわかっていないのか?」
ジャビ「何を言ってるんだ!世の中は金がすべてなのさ!金があればなんでもできる。お前のような大馬鹿者はこれでも食らえ!」
突然突風が起こり始めました。ジャビ君は大金をはたいて超大型扇風機ミラクルアゲインバージョンを導入していたのでした。
はたしてつば九郎君は呪術師を買収したジャビ君に負けてしまうのでしょうか?
お金持ちのジャビ君はこれからずっと自分の天下になるだろうとずっと昼寝ばかりしていました。
しかし、セントラル村のみんなは札束の力で物を言わすジャビ君のやり方にはもう飽き飽きしていました。そこで、正義の味方つば九郎をみんなで応援していたのでした。
しかしそのことに気がついたジャビ君は黙っちゃいません。そこである方法を考えました。
ジャビ「このかばん一杯の金やるからおまえの呪術を教えてくれよ。」
呪術師「ばかやろう!これはわしが何十年もかかって身につけたものじゃ。お前なんぞにそう簡単にできるもんじゃない。」
ジャビ「わかった、ここに金額の書いていない小切手がある。好きな金額を書いてもいいぞ。」
呪術師は迷いましたが、やはり金の力には勝てませんでした。
呪術師「ううん、わしの技を教えることはできんが、お前の望みならなんでもかなえてやろう。」
またしてもジャビ君は金の力で怪しいことをたくらんでいます。はたしてどうなるのでしょうか?
レオ君とハリー君を何とか説得することに成功した(?)ネッピー君は、今度はバフィー君を説得することにしました。そう思っていたところにバフィー君がご機嫌でやってきました。
ネッピー「よお、バフィー!えらいご機嫌やん?」
バフィー「そうや、レオをいてこましたったからなあ。」
ネッピー「バフィー、そんな暴力はあかんわ。平和があるからこそこうやって毎日楽しく生きていけるんやで。」
バフィー「何をぬかしとんや!お前は飲みがたらん!まあこれでも飲めや。」
ネッピー「でっでも俺酒あんまり飲めへんねん。」
バフィー「なにぃ〜!俺の酒が飲めんやと〜!」
とバフィー君はネッピー君を思い切りたたきました。
ネッピー「バフィー、痛いわ」
バフィー「何を言うとんねん!わしはいつでもフルスイングや!ハハハハハハ・・・・」
とご機嫌なままバフィー君は行ってしまいました。ネッピー君はバフィー君の勢いを止めることはできませんでした。
パシフィック村の平和のためにレオ君を説得した(?)ネッピー君は今度はハリー君を説得することにしました。
ちょうどハリー君はバフィー君とけんかして帰る途中でした。
ネッピー「ハリー、えらいよおさん傷があるやん?」
ハリー「バフィーの奴があまりにも生意気やからやっつけてやったんや!」
ネッピー「そんなぶっそうなことしたらあかんわ。こんなんになったらあかんやろ?」
とネッピー君は飛行機に突っ込まれて崩れたビルの写真を見ながらいいました。
ハリー「何?おれがこんなぶっそうなことをすると思うとんか?俺は平和大好きやねんで」
といいながらハリー君はネッピー君の家の中に高そうな壷を見つけました。
ハリー「ネッピーも平和好きやから殴られるの嫌やろう?だからこの壷もらって帰るわ。」
ネッピー「それはあかん!大事なもんが入っとおのに!」
ネッピー君が止めるのにもおかまいなくハリー君は壷を持って走っていきました。しかし道が濡れていたのでハリー君はこけてしまい壷は割れてしまいました。そして壷には何かが入っていたのですがハリー君はそれをモロにかぶってしまいました。
ハリー「くそ〜!ネッピーめ!壷いっぱいにキムチなんか入れやがって!覚えとけよ!」
とハリー君は帰ってしまいました。
※ ハリー君は都合により関西弁にしています。
ネッピー君がみんなにいじめられている間にパシフィック村は大変なことになっています。
ハリー君とバフィー君とレオ君の3人が大喧嘩を始めているのです。
平和が大好きなネッピー君は何としてでも止めに行かなければいけません。
そこでまず昨年までは仲のよかったレオ君のところにいくことにしました。
ネッピー「最近どないしたんや?えらい最近荒れとおやん?」
レオ「僕は全然荒れてないよ。ハリーやバフィーが勝手にけんか売ってくるんだ。」
ネッピー「確かにあいつらは気荒いけど、一緒になって暴れたらあかんやん?」
レオ「しかし、最近調子こいてるバフィーを成敗してやったよ。」
ネッピー「そんな成敗とか物騒なこと言わんと、まあこれで機嫌直してくれや。」
とネッピー君はキムチをレオ君にあげたのでした。
実はレオ君はキムチが嫌いなのでとても迷惑しているのでした。そんなレオ君の気持ちを全くわからずネッピー君はいいことしたなあと喜んでいるのでした。
ネッピー君に「アヒルのガー君」と言われてへこんでしまったマー君とそれを見てネッピー君にひどく怒ってしまったリーンちゃんは、ちょっと言い過ぎたかなあと思ってネッピー君にあやまりに行くことにしました。
ネッピー「今日は黒い服着てどないしたん?今日はカラスのカー君か?」
マー「カッ、カラス・・・・・・・。」
リーン「この前は言い過ぎたと思って謝りに来たのにその態度は何よ!」
ネッピー「ごっごめん!ちょっと思ったことを言っただけやん、気にするなや・・・・」
マー「今日という今日はゆるさん!」
とマー君とリーンちゃんはくちばしで突っつき始めました。これにはネッピー君もとても痛がってます。
ネッピー「悪かった、俺が悪かったから堪忍してや!」
マー「慰謝料出すまで突っついてやる!」
ネッピー「でも貯金もうあらへんねん。」
マー「ならば穴が開くまで突っついてやる!」
仕方なく、残りわずかになった貯金をマー君にあげてしまいました。さあネッピー君は今後どうなるのでしょうか?
ネッピー君はこのところずっとキムチの研究をしてきました。そしてあることを思い付きました。
ネッピー「リプシー、やっとキムチのうまい使い方がわかったわ!」
リプシー「なんでもええけど、家のぎょうさんあるキムチ早よどっか持っていってえな!」
ネッピー「まあ聞けや。簡単に言うと要は今まで漬けすぎとったんや。やっぱりキムチは浅漬けでええねん。なんでこんな簡単なことがわからんかったんやろう!」
リプシー「へりくつはいいから早く持っていきなさい!」
とりあえずネッピー君はご近所のバフィー君の家に行くことにしました。
バフィー「よお、もしかしたらまたキムチ持ってきたんちゃうやろうなあ?」
ネッピー「よおわかっとおやん。でも今度のはいつものとはちゃうで!」
とネッピー君はキムチの入れ物を開けました。
バフィー「めっちゃ臭いやんけ!もうお前のキムチなんかもうええわ!とっとと帰りやがれ!」
ネッピー君はバフィー君にも追い返されてしまいました。ネッピー君にはキムチの利用法がますますわからなくなりました。
リーンちゃんにボロクソ言われたネッピー君は、気分を癒すためにファイティー君の家に向かいました。
ファイティー「よお、ネッピー!浮かない顔してどうしたんだい?」
ネッピー「うん、マー君のところでボロクソ言われたんや。」
ファイティー「僕もさー、アヒルだと思うけどさー、思っててもそんなこと言っちゃいけないよ。」
ネッピー「そうか・・・・。」
と言いながらネッピー君は扇風機を探し始めました。しかしどうしたことかいつもの場所に扇風機がありません。
ファイティー「あっ、扇風機ならジャビが持っていったよ。なんかミラクルアゲインとかわけのわからんこと言ってスライリーの家を吹き飛ばしてやるとか言ってたよ。」
ネッピー「ふうん、相変わらずやなあ・・・・・。」
ネッピー君は内心焦っていました。なぜならあの扇風機はいつもネッピー君に有利に回ってくれていたのです。
ファイティー「それよりも前貸してくれたお金返すわ。」
ネッピー「ええわ、それくらいならやるで」
ファイティー「最近調子いいからさー、利子付けて返すよ。何を遠慮してるんだよー!」
とネッピー君はファイティー君に返して欲しくない借金を返されてしまいました。ネッピー君はここでもへこんでしまったのでした。
ネッピー君はずっと前からマー君に気になっていることがありました。そこで思い切って聞いてみることにしました。
ネッピー「マー君って実は本名はガー君っていうんやろ?」
マー「えっ!」
ネッピー「ずっと前から思っとったんやけど、マー君ってアヒルなんやろう?だから本名はアヒルのガー君なんやろう?」
マー「・・・・・・・・・・・・ひっひどい!そんなこと今までにジャビ君にしか言われたことないよ!・・・・・・うっうぇ〜〜〜ん!」
マー君はあまりのショックに大きな声で泣き出してしまいました。
リーン「ちょっとそこの頭のでかいの!マー君に何を言ったの!」
ネッピー「ちょっと思ったこと言っただけやのに!」
リーン「あんたってさ〜、お人好しに見えて実はとんでもない奴ね!超最低よ!とっとと帰りなさい!」
ネッピー君は本当のこと言っただけなのになんでこんなめに会うのだろうと疑問に思いながら追い返されてしまったのでした。
ネッピー君にはずっと疑問になっていることがありました。それはマー君のことです。
どうしても気になってしょうがなかったので、マー君の家に向かいました。
マー「ネッピー君どうしたんだい?そんなに傷だらけで?」
ネッピー「いや、ちょっとな。」
マー「ねえねえ、それよりもさーこれから花火やるんだよ。いっしょに見ない?」
ネッピー「えっ、花火?もうええわ。」
マー「あっ、もしかしたらネッピー君って花火恐いんだ。大丈夫だよ。うちは海の上であげるから。」
ネッピー「それでも、マー君のとこ風強いから火の粉飛んでくるで。それよりも・・・・」
マー「えっ?・・・・・・・・・・・・・・」
はたしてネッピー君の疑問とはいったい何だったのでしょう?
ネッピー君とリプシーちゃんは夜空を彩る花火にすっかり見とれていました。
しかし、突然強い風が海の方から吹いてきました。そして上から花火の火の粉が一斉に降ってきました。
リプシー「きゃあ!何やこれ!」
ネッピー「はよ逃げよう!」
しかし、逃げようにも海岸から脱出するにも橋が一本しかなくみんなが集中しているので身動きが取れません。そんなことはお構いなしに大きな花火はどんどん上がり火の粉と共に不発弾がどんどん降ってきます。
ネッピー「あちち!痛〜え!」
リプシー「全身真っ黒けになってしもうたわ!」
こうしてネッピー君とリプシーちゃんは花火の火の粉で全身やけどだらけで真っ黒けになってしまいました。
売り子「え〜え、やけどに効く薬、消毒薬に包帯はいかがですか〜」
とまるで計算したかのように売り子がやってきました。
売り子「お客さ〜ん、かなりひどいね。早く薬塗っとかないと跡残っちゃうよ!」
リプシー「なんぼするん?」
売り子「ありがとうございます。5万円です。」
リプシー「そんなんぼったくりやわ!なんぼかまけて!」
売り子「そんなこと言うのだったら知らないよ。あんたのかわいい顔にやけどの跡が残るだけだから、ハッハッハッ!」
仕方なく5万円も出して効くかどうか怪しい薬を買ってしまいました。薬の箱を良く見るとハリー君のマークが書いてあるのでした。
※みなさんも花火近くで見る時は、本当に火の粉や不発弾が飛んできますので注意しましょう。
今日は海岸で花火大会があります。そこでネッピー君はリプシーちゃんといっしょに浴衣を着て出かけることにしました。
リプシー「ちょお、めちゃくちゃ混んどおやん?」
ネッピー「そうやなあ・・・・。でもこの場所やったらしゃんないやろう。だってあの大きい橋をバックに花火が上がるんやで。すごい思わへんか?」
リプシー「そうやね。でも帰りは橋一本しかないからめっちゃ混みそうやない?」
ネッピー「まあゆっくりしとったらそのうち空いてくるやろう。ほら、花火上がり出したで!」
大きなライトアップされた橋をバックに花火が上がり始めました。赤や黄色や緑の大きな花火が夜空を彩りとてもきれいな光景です。ネッピー君もリプシーちゃんも大満足です。
しかし、この後にとんでもないことが起こるのでした。 (つづく)
セントラル村ではずっとジャビ君が大暴れしてきましたが、みんなこれにはもううんざりしていました。そこで、みんなは最近元気になってきた正義の味方つば九郎君に期待を託しています。そこでつば九郎君はジャビ君の家にのりこむことになりました。
つば九郎「やい、ジャビお前のその行いにはみんなうんざりしている。私が成敗してやる!」
ジャビ「何をねぼけたことを言っているのだ!俺様のやることはすべて正しいのだ!」
つば九郎「お前に味方する奴など誰もいない!おとなしくここから出て行け!」
ジャビ「お前も馬鹿な奴だなあ、金さえ渡せばみんな俺様の言うことを聞くのだ!」
つば九郎「世の中は金だけじゃない!清く正しいものが救われるのだ!」
とつば九郎君は緑色のかさでジャビ君に攻撃を始めました。
ジャビ「何をこのヘボ鳥め!お前なんぞ焼き鳥にしてやるわ!」
といつもの扇風機を回し始めました。
つば九郎「お前のいつものその怪しい扇風機のことは十分わかっているぞ!」
ジャビ「いやいつものとは違うぞ、メイクミラクルを起こすためにパワーアップしたんだ!」
と扇風機がパワー全開になりました。これにはさすがのつば九郎君も歯が立ちません。つば九郎君はそのまま弾き飛ばされてしまいました。
ジャビ「ハッ!ハッ!ハッ!金を持つ者だけが救われるのだ!俺様に逆らうなんぞおろかな奴だ!」
ほんとうにこれでいいのでしょうか?(つづく)
最近何かと話題の少ないネッピー君なんですが、ある日写真を撮ってもらうことになりました。どうやら、ポスターになるみたいです。ネッピー君ははりきって出かけて行きました。
ネッピー「おはようございま〜す!」
写真家「あんた誰?」
ネッピー「えっ!今日写真撮ってもらうことになってたんやけど?」
写真家「あっ、そうそう。たしか、ええと……ブレービーいやあれ誰だったっけ?まあいいやもう一人くるからそこで待っといて。」
ネッピー君にとっては、感じ悪かったですが、自分の存在が最近マイナーになってきているのはわかっていたのであえて文句は言いませんでした。
長い時間待たされているのですが、もう一人がなかなかやってきません。すると、黒塗りの大きな車に乗って誰かがやってきました。よく見るとハリー君がたくさんのマネージャーを従えてやってきたのでした。
写真家「あっ、ハリー様よくぞお越しくださいました。本日はお忙しいなか誠にありがとうございます。」
ハリー「なんでもいいけど暑いんだよ!こんな中でやってられねえよ!なんか冷たいもの持ってこい!」
写真家「はいっ!ただいま!」
ととすぐに持ってきました。ネッピー君も喉が渇いていたので、お願いしてみました。
写真家「すぐそこに自動販売機あるから自分で買ってきな!もう撮影に入るからとっとと準備しろ!」
ということで撮影が始まりました。
ハリー「あっ、目つぶってしまった、撮り直して?」
写真家「はい!わかりました。」
ネッピー「あっ、僕もちょっと・・・・・」
写真家「ハリー様が今ベストショットやったんや!君はどう写ってもいっしょやからもうええやろう!」
確かにネッピー君は最近マイナーになってきましたが、なにもそこまで違う扱いをしなくてもいいのにとネッピー君は思ったのでした。
※このネタはJR西日本の「ひかりカルテットきっぷ」のポスターから取ったものです。
最近暑い日が続いてネッピー君はお疲れ気味です。しかも夜もなかなか眠れません。
なぜなら近所で大騒ぎをしているんです。
ネッピー君はもう我慢できないので、文句を言いにいくことにしました。
騒いでいる方向に歩いていくとバフィー君の家に着きました。
ネッピー「バフィー、うるさくて眠られへんねん。頼むから静かにしてくれや。」
バフィー「ネッピー、そないに堅いこと言うなや!もう俺は世の中楽しくてたまらんねん!いっしょに騒ごうや?」
バフィー君一家は何が楽しいのかわかりませんが、とにかく大騒ぎです。
ネッピー「ほんま、最近全然寝られへんねん。ほんましゃれならんねん。」
バフィー「大丈夫や。ほんまに疲れたらそのうち寝られるで。まあ、ネッピーも飲めや。」
いつものことながらネッピー君はバフィー君のところに来ると調子が悪くなります。バフィー君の家の灯かりのせいなのでしょうか、またまたネッピー君は意識もうろうとしてバフィー君の言われるがままになってしまったのでした。
ネッピー君は今年からキムチを持ち歩くようになったのですが、どうもそのキムチのおかげで失敗することが多いのです。昨日は、ファイティー君の家に行ってお約束の扇風機が回り始めたまではよかったのですが、またキムチが腐っていてその臭いが扇風機の風に乗って逆にネッピー君がやられてしまったのでした。そこでネッピー君は家でキムチの研究をすることにしました。そこにリプシーちゃんが遊びにきました。
リプシー「部屋の中にこんなわけのわからんつぼ並べて何しとん?」
ネッピー「キムチの研究しとんねん。」
リプシー「あんたこれまでにキムチ漬けたことあるん?」
ネッピー「あらへんで。」
リプシー「たくあんやったらあかんの?隣の国のものがええんやったら焼肉とかあるやん?」
ネッピー「あんまり焼き肉やっとたらバフィー君に怒られるで」
とにかくネッピー君はキムチのうまい活用方法を知るために家の中がキムチで埋まるほど研究を続けるのでした。はたして成果はでるのでしょうか?
レオ君は北の涼しい島に別荘を建てていました。そしてようやく完成しましたので、レオ君は仕上がりを見にいくことにしました。別荘の中に入ろうとすると突然誰かがやってきました。
ジャビ「おいレオ、いいうち建ててるじゃん、ちょっと入らせてくれや。」
レオ「だめだよ、僕の家なんだから勝手に入っちゃ困るよ!」
ジャビ「生意気な奴だなあ、俺様に反抗すると生きていられなくなるぞ!」
レオ「そんなことすると警察に言うぞ!」
ジャビ「おろかな奴め!警察は俺様の味方なんだ。」
とその時警察がやってきてレオ君を逮捕してしまいました。そして、ジャビ君ができたばかりのレオ君の別荘を荒らしまくったとは言うまでもありません。
ネッピー君は買い物に行こうと思って財布の中のお金を確かめていたのですが、何かが足りないなあと思いました。そうです、クレジットカードがないことに気がつきました。ネッピー君はヤバいと思ったので、さっそくカード会社に電話しました。
カード会社「ネッピーさんですね、かなり高額な請求が来ているのですが覚えがありますか?」
ネッピー「えっ、最近カード全然使うてないから知らんわ。」
カード会社「え〜とスナックハリーと居酒屋ハリー、ゲームセンターハリーなどに行かれた覚えは?」
ネッピー「そんなところ行かへん行かへん。」
カード会社「わかりました。この請求は取り消しさせていただきます。」
そんなこととは知らずまたハリー君は行きつけの飲み屋に行ったのでした。
マスター「ハリーよ、あのカードやっぱりあかんかったわ。悪いけど、その分の代金払ってくれるか?」
ハリー「えっ、そんな金払えん、払えん!」
マスター「そしたら、全額払えるようになるまで、お前の財産管理させてもらうわ。」
ハリー「そっ、そんな!」
こうしてネッピー君は大きなピンチを乗り切ったのでした。
レオ君は遠い国から薬を手に入れてパワーアップしていたのですが、最近説明書をなくしてしまったので、薬がうまく効かなくなって困っていました。そこにネッピー君が現れました。
ネッピー「レオ、元気なさそうやん?」
レオ「そうなんだよ、最近疲れやすくて。」
ネッピー「この前、お前の家行った時にこれ落ちとったん拾ったんやけど、返すん忘れとったわ。」
レオ「あっ!これずっと探していたんだよ。」
ネッピー「でもこれわけわからん文字ばっかり書いとおけど、いったい何やねん?」
ネッピー君はなんてお人好しなんでしょう!ネッピー君がレオ君に渡したのは、薬の説明書だったのです。レオ君がパワーを取り戻したのは言うまでもありません。
ネッピー君にはどうしても行きたくないところがあります。そのうちのひとつがバフィー君の家です。しかし、バフィー君がどうしても来いというので仕方なしに行くことにしました。
やはりまた嫌なことの前触れでしょうか?バフィー君の家の前に来た時にちょうど石が飛んできてネッピー君に直撃しました。
ネッピー「いてえ〜!!!!!!」
バフィー「あっ!ごめんごめん痛かったか?」
ネッピー「痛いっちゅうもんちゃうわ!歩かれへんやんけ!おまえの家に来るといつも変な目に会うわ!」
バフィー「そうやったけ!レオも同じこと言うとったな。でもハリーが来たらいつもいらんことばっかりしよる。」
ネッピー「ハリーはどこででも暴れとるんやろ?」
バフィー「なんでもええけど変な臭いせえへんか?」
ネッピー「えっ?」
よく見るとネッピー君が持っていたキムチが腐っていたのでした。なぜだかわかりませんがバフィー君は倒れています。もしかしたらネッピー君が今日着ているダメダメTシャツのせいかなとネッピー君は思ったのでした。
ネッピー君の家からいい物を取ってきたハリー君はまたまた遊びまくってます。そして行きつけの飲み屋にやってきました。
ハリー「さあ、今日はええことあったからみんなにおごったるで。」
マスター「おいおい、ハリーよ。おまえの店経営苦しいのに大丈夫なんか?」
ハリー「今日はこれを手に入れたからなんぼでも使えるわ。」
マスター「ううん・・・・、これはおまえの名義じゃないけどまあうちには金が入ればええからまあええか。」
ハリー君はネッピー君の家からネッピー君のクレジットカードを取ってきたのでした。果たしてネッピー君は気づいているのでしょうか?下手をすればネッピー君はファイティー君と一緒に借金だらけの人生になってしまいますよ?(つづく)
※ハリー君は都合により関西弁にしています
例によってハリー君はネッピー君のところに騒々しくやってきました。
ハリー「おいネッピー、金くれよ!」
ネッピー「そんな俺金持ってないで。」
ハリー「おまえなんでファイティーに金やって俺にはよこさねえんだ?」
ネッピー「ハリーこそ自分の店からもろたらええやん?」
ハリー「いやみな奴やなあ!うちの店は借金多すぎて経営再建中なんや!それより、おまえのおやじの会社儲かっているらしいやんか?だからよこせよ。」
ネッピー「うちのおやじケチやからこづかいくれへんねや。」
ネッピー君はハリー君にお金は渡しませんでしたが、ハリー君はいい物を見つけたのであっさりと帰っていきました。ネッピー君ピンチ!
※ハリー君は関西弁にしています。
一方、ジャビ君は家でファイティー君が金を返しにくるのを待っていました。
ジャビ「ファイティーの奴、帰ってくるの遅いなあ。利息をもっと増やしてやる!」
その時外で物音がしました。やってきたのはスライリー君でした。
スライリー「やい、ジャビ!世の中は金だけじゃないけん!わしはいままでお前に散々やられてきたけん、今日こそ仕返ししてやる。」
ジャビ「なんだ、貧乏人!俺に反抗するとは100年早いわ!」
といつもの扇風機を回そうとしましたが回りません。逆にジャビ君はスライリー君にはじき飛ばされてしまいました。
ジャビ「くそ〜!貧乏野郎め!今度こそあいつのあばら家叩き壊してやる!」
そのときシャオロン君もやってきました。
シャオロン「僕が買おうと思ってたカリメロとブタを横取りしやがって!許さん!」
ジャビ「お前まだ懲りていないのか!またひどい目にあわせてやる!」
しかし、またまた扇風機は回りませんでした。いったいどうなったのでしょうか?次に誰か来る前に修理しておかないといけないと思いましたが、次に来るのはどうせトラッキーだろうし、扇風機がなくても十分大丈夫だとジャビ君は思ったのでした。
さてネッピー君からお金を借りたファイティー君はジャビ君へお金を返すために家へと急いでいました。しかし、ハリー君とばったりあってしまったのでした。
ハリー「よう、ファイティー。ちょっと金貸してくれよ?」
ファイティー「いや、僕今借金だらけだから返すお金ないんだよ。」
ハリー「嘘つけ、俺は知ってるんだよぉ。お前今ネッピーから金借りただろう?ちゃんとわかってるんだよお。」
ファイティー「でもこれはジャビ君に返さないといけないんだよ。」
ハリー「うるさい!貸せといったら貸せ!」
とハリー君はファイティー君からお金を奪っていきました。途方に暮れたファイティー君はまた誰かに借金をしなければいけません。そんなことはつゆ知らずハリー君はそのお金で遊びつづけていえうのでした。
今日は親戚のサマー君とシルキーちゃんが遊びに来ました。
サマー「ネッピー、久しぶり!お土産に近所で取れたいちご持ってきたよ。」
ネッピー「えっ、サマーの家の近所ってそんなにいちご取れるん?」
サマー「いちごの名産地で有名やねんぞ。ネッピーもまた来いよ。」
リプシー「おいしそうないちごやん。めっちゃ行きたいわ。」
シルキー「夏でも涼しいで。」
ネッピー「ううん、そうやなあ。また考えとくわ・・・・・」
とはっきりしない返事をしたネッピー君でしたが、噂によるとサマー君の家はとんでもなく田舎らしいし、それになぜかサマー君の家に行ってしまうとなかなか帰って来れないような気がするので、おいしいいちごは確かに魅力なのですが、ネッピー君は絶対に行かないと心に誓っていたのでした。
ネッピー君の家はお父さんがケチなので、ネッピー君は地道におこづかいを貯めなければいけません。その成果もあってかようやく少し貯金ができるようになってきました。
そんなある日ファイティー君が訪ねてきました。
ファイティー「ネッピー、助けてくれよ。」
ネッピー「ファイティーどないしたんや?そんな難しい顔して。」
フェイティー「金かしてくれよ〜、ジャビに殺されちまうよ。」
ネッピー「言うたってそんなに金持ってへんで。まさかジャビに家賃値上げされたんか?」
ファイティー「そうなんだよ。あいつ最近つば九郎にやられたからって僕に八つ当たりで金巻き上げようとするんだよ。」
ネッピー「そうか、わかったわ。なんぼか貸したるけど別に返していらんわ。」
ファイティー「ありがとう。いつかきっちりと返させてもらうよ。」
こうしてファイティー君はまたまたネッピー君からお金を借りてしまったのでした。これでファイティー君は村の借金王になってしまったのでした。心優しいネッピー君はファイティー君に借金の取りたてはしないつもりです。(?)
レオ君の家の外に落ちていた怪しげな箱を持ちかえったネッピー君は、さっそくその箱に書かれている文字を解読しようとしました。しかし、どの辞書を見ても解読することができません。
そこで、最近やけにパワフルになったと言われるスライリー君に電話してみました。
ネッピー「スライリー、ちょう教えて欲しいことがあるねんけど?」
スライリー「何じゃけえ。」
ネッピー「なんか最近やけにパワフルになったらしいけど何かええもん買うたんか?」
スライリー「わしには全然金がないけん、でも最近全然元気なかったんじゃけどもレオのアドバイスでまた元気になったんよ。」
ネッピー「それって何か薬でも飲んだん?」
スライリー「薬なんか買う金ないけん。わしは元々ウェイトトレーニング好きじゃけん、そんなことよりもネッピーももっとトレーニングしんさいや。」
ネッピー君はスライリー君から薬の秘密を聞き出すことはできませんでした。しかし、ネッピー君はスライリー君がレオ君からどんなアドバイスを聞いたのか気にかかるのでした。
※スライリー君の言葉があやしい広島弁になってます。広島の方ごめんなさい。
ネッピー君は最近パワー不足で悩んでいたので、レオ君にパワーの秘密を聞きに行きました。
ネッピー「やあ、レオ君最近調子よさそうやなあ?」
レオ「ハリーの手下のネッピー、何しに来たんだよー。うちは近頃家計が苦しいんだ。」
ネッピー「確かに昨年はハリーには散々やられたけど、今年は互角やで。ところで、何かええ薬手に入れたそうやなあ?」
レオ「薬?そんなもん知らん、知らん。お前の顔は見たくない、はよ帰れ!」
とネッピー君はレオ君に追い出されましたが、家の外には何やらわけのわからない文字でかかれた薬の箱が転がっていました。もしかしたら、これがレオ君の力の素なのか?とにかく家に帰って辞書で調べてみようとネッピー君は思ったのでした。
ネッピー君は近頃レオ君の様子が変だなあと考えていました。そんな時にマー君から電話がかかってきました。
マー「やあ、ネッピー。昨日さーレオ君の家いってひどい目にあっちゃったよ。」
ネッピー「そうか、マー君もそない思うか?」
マー「絶対そうだよ。あいつ性格荒くなったよ。」
ネッピー「昨年まで割とおとなしかったんやけどなあ。」
マー「なんか、遠い国の怪しい薬飲んでいるらしいよ。気をつけたほうがいいよ。」
ネッピー「そうやなあ。ドーピングしとおかもしれへんなあ。」
ネッピー君は昨年まで仲がよかったレオ君の態度が急に変わったので、自分がなにかしたのかなあと気にしていたのですが、どうやら他の仲間達にも同じだということを知って少し安心しました。ただ、そのパワーをハリー君の時だけに使って欲しいなあとネッピー君は思ったのでした。
マー君は、周りの人たちからネッピー君のところは寒いと聞いていたので、まだネッピー君の家には行っていませんでした。さすがに4月も下旬になったので、もう大丈夫だろうと思ってやってきました。
ネッピー「おう、マー君。お前が来るの久しぶりやなあ?前会うた時は雪降ってひどい目に会うたからなあ?」
マー「僕のところであんな時期に雪が降るなんてめったにないよ。ネッピー君のところ、みんな寒いって言ってたけど、もう寒くないでしょう?」
ネッピー「ううん、最近ちょっと人通りが寂しくけどな。」
マー「たしかに少ないね・・・・。」
そうこうしているうちに日は暮れて、4月下旬だというのに寒くなってきました。」
マー「やっぱり寒いじゃん。」
ネッピー「・・・・・・・」
マー「・・・・・・・・」
あまりの寒さに2人は会話もなくただただ震えているばかりでした。今度はマー君が風邪をひいて帰っていったのでした。
本当はジャビ君がいる時にしか回らない扇風機がなぜかネッピー君が来た時にも回るのがファイティー君には不思議でなりませんでした。ファイティー君がそうやって悩んでいる時にハリー君がやってきました。
ハリー「何を悩んでいるんだよー!」
ファイティー「最近、全然いいことがなくて・・・・。」
ハリー「またジャビにやられたな?とりあえず一緒に遊ぼうな。」
とハリー君とファイティー君は仲良くキャッチボールをしていたのですが、ファイティー君の投げたボールがハリー君に当たりました。1回2回はハリー君は何も言わなかったのですが・・・・。
どうしたことかファイティー君はまたハリー君にボールをぶつけてしまいました。気が荒いハリー君は怒ってファイティー君のところへ突進してきました。そして2発3発・・・・とにかくファイティー君はボコボコにやられました。
でもなんでそんなに当ててしまったのかファイティー君にはわかりませんでした。よく見るとまた扇風機が回っていたのでした。
ネッピー君は謎の風の秘密を暴くべくファイティー君の家に向かいました。ジャビ君はホッシー君の家を荒らしに行ったので、ファイティー君が留守番をしていると情報をつば九郎君から聞いていたのでした。
ネッピー「よお、ファイティー!今日は留守番かい?」
ファイティー「そうなんだよ。本当にジャビって勝手な奴なんだよ。」
ネッピー「ほんまあんな奴と一緒に住んどって大変やなあ。」
ネッピー君はファイティー君に風の秘密を直接聞こうと思いましたが、やめました。多分知っていると思いますがジャビ君に口止めされているのは明らかだったからです。
ファイティー「ネッピー君、お昼まだでしょう?作ってあげるよ。」
と言ってファイティー君はお得意のハム料理を作るために台所へ行きました。その隙にネッピー君は風の秘密を探るべく部屋のあちこちを調べ始めました。するとありました。大きな扇風機が。
ネッピー「なるほど、これで風起こしとんやな。さっそく外しとこ。」
とネッピー君は大きな扇風機を外そうとしましたが、ふと思い返しました。なぜなら、なぜかネッピー君がここに来た時もネッピー君が有利なように風が吹くのです。ということで、セントラルのみんなには悪いのですが、ネッピー君は大きな扇風機をそのままにしておくことにしました。
ジャビ君の家にはいろいろな噂があります。今日もそのことで、つば九郎から電話があったのでした。
つば九郎「ネッピー君、超久しぶりだけど元気してるかい?」
ネッピー「よお、誰かと思えばつば九郎やんか?緑のビニール傘さして東京音頭踊っとおか?」
つば九郎「うん、それなりにね。ところでさ〜、またジャビに呼び出されていやいやながら、ジャビの家に行ったんだけど、あいつの家って何かすごく風吹いてない?」
ネッピー「ジャビの家って、ファイティーの家と同じやなあ?今までそんなことなかったけど?」
つば九郎「どうも、あいつの都合のいい時だけ風が吹くみたいなんだよ。それでさ〜、今度行くことあったら、何か変な仕掛けがついていないか見てきてくれないか?」
ネッピー「別に。ええけど、変にいじったらジャビに後で何されるかわからんなあ?」
つば九郎「セントラルのみんなは困っているんだよ。僕も昨日散々やられちゃっんだよ。」
そんな話本当にあるのかなあと思いましたが、そういえば昔レオ君の家では、レオ君の都合が悪くなったら、いきなり雷が鳴って大雨が降ったりしました。そして、ネッピー君は秘密をあばくべくファイティー君の家に向かったのでした。
ネッピー君はバフィー君のところへ遊びに行くために歩いていました。すると向こうから見慣れないお侍さんがやってきました。
ネッピー「あんた誰?」
青濤侍「そなたはネッピー殿ではござらぬか。それがしは青濤侍と申す。」
ネッピー「青濤侍さんはいったい何しとん?」
青濤侍「よくぞ聞いてくださった。それがしは、1週間先を占うために諸国を漫遊しているのである。ネッピー殿の1週間を占ってしんぜよう。」
ネッピー「ありがとう。でも、これからバフィー君とファイティー君のところへ行くからハリー君のところへ行くみたいに注意しなくても大丈夫やで。」
青濤侍「そちは甘い!バフィー殿のところでは、おぬしの持っているキムチでえらいめにあうぞ。心しておくように。」
ネッピー「そんなことないわ。今までこのキムチ持っててひどいめにあったことはあらへんし、そんなんおかしいわ!」
青濤侍「それが本当かどうかはじきわかるであろう。では!」
ネッピー君は青濤侍の言うことを全く信じませんでした。しかし、バフィー君の家にキムチを持っていったせいで、ネッピー君はバフィー君に一晩中つきあわされてフラフラになってしまったのでした。
ハリー君とバフィー君にさんざんやられて、ネッピー君はかなり落ち込んでいました。「僕より弱い奴はこの世にいないんじゃないか?」ネッピー君はそこまで思うほど落ち込んでいました。
外を見るとめずらしいお客さんがやってきました。
トラッキー「ネッピー、どないしたん?元気ないやん?」
ネッピー「ハリーとバフィーにさんざんやられて、落ち込んどんや?」
トラッキー「そうか。それよりもなあ、俺新しい買っんやけどどないや?みんなに見せに行ってるんやけど、みんなボロカスにけなしよるねん。」
ネッピー「悪いけどそれ相当センス悪いわ。誰がこんなんええ言うたん?」
トラッキー「えっ!ネッピーお前までそんなこと言うんか、ひどいわ?」
ネッピー「もしかしたら、君の家の近所のたぬきおやじとつい最近遠くに行った宇宙人の言うこと真に受けたんちゃうやろなあ?」
トラッキー「えっ!」
そうです。トラッキー君は最近評判のよくないたぬきおやじと何考えているかわからない宇宙人のいうことを信じて今の服を買ってしまったのでした。
ネッピー君は何だか元気が出てきました。なぜなら、この世で一番弱いのが自分じゃないとわかったからです。
春らしいぽかぽかした、いい天気が続いています。ですがネッピー君どうも目覚めが悪くてしょうがないのです。何か嫌な予感がしてならないのです。こんな日にハリー君が来たらいやだなあとネッピー君は思うのでした。しかし、嫌な予感が的中してしまうのです。
ピンポ〜ンとインターホーンが鳴ったので、ネッピー君は出て行きました。
ハリー「この前は来てくれたのに、風邪ひいてて相手にできずにごめんな。」
ネッピー「いやあ、別にそんなん気にしてへんで。」とネッピー君は震えながらいいました。
ハリー「何、その嫌そうな態度は!やっぱりお前は許さん!」
ネッピー「そんな、何も嫌やと言ってないやん!」
ハリー「お前の顔にそう書いてある!」
とまたハリー君はいつものとおり、ネッピー君をしばき始めました。どうにかしようにも、ハリー君に一回しばかれ始めたらもうどうにもならないのです。こうしてネッピー君はまた今年もハリー君にやられてしまったのでした。
暖かくてポカポカしたいい天気だったので、ネッピー君は庭で昼寝をしていました。すると大きな歌声聞こえてきました。ネッピー君は誰が来たかすぐにわかりました。居留守を使おうと思って家の中に入ろうとしましたが、見つかってしまいました。
バフィー「よお、ネッピー!今日はええ天気でんなあ!」
ネッピー「あっ、あー。バフィー君、今日もご機嫌だねえ・・・・」
とネッピー君は冷や汗をかきながらいいました。
バフィー「それよりもなあ、また新しい歌作ったんや、聞いてくれへんか?」
ネッピー「う、うん・・・・。」
そしてバフィー君はあまり品のよくない歌を歌い始めました。
バフィー「どないや、すばらしいやろ!」
ネッピー「でっ、でも前の赤いタオル使ったのとか扇子使ったやつの方が好きやけどなあ・・・・。」
バフィー「ネッピー、おまえって奴は芸術っちゅうもんがわからんねんなあ。もうええわ。ハリーにこの芸術的作品、聞いてもらおうわ!」
と言いながらバフィー君は帰りました。
ネッピー君は今日はとりあえず訳の分からない踊りをさせられずにすんでよかったとホッとしたのでした。
一方、バフィー君は無謀にも苦手なハリー君の家に行って、ハリー君の家族総出でボロかす言われてへこんでしまったのでした。
ファイティー君はジャビ君といっしょに家を借りて住んでいるのですが、実態はそういうわけでもないようです。
ジャビ「おい、ファイティー俺様が帰ってきたのだから、茶くらい入れろ!」
ファイティー「なんで、君のためにそんなことしないといけないんだよー!」
ジャビ「うるさい!居候のくせにごちゃごちゃ言うな!俺様が帰ってきたらとっとと出て行け!」
いつもジャビ君が帰ってくるとファイティー君は追い出されるのです。仕方なしにファイティー君はネッピー君のとこに行くことにしました。
ネッピー「ファイティー、どないしたん?えらい元気ないやん?」
ファイティー「ジャビの奴がさ〜!えええ〜ん!」
ファイティー君はあまりにも悲しくて泣き出してしまいました。ネッピー君はファイティー君から事情を聞いてもらい泣きしてしまいました。とその時、ファイティー君の携帯が鳴りました。
ファイティー「もしもし・・」
ジャビ「おい、番犬!今からスライリーの家つぶしに行くから、留守番しておけ!」
と言って、ジャビ君は電話を切りました。こうして、ファイティー君はいやいやながらもジャビ君の言うことを聞いておかないと後が恐いので帰ってしまいました。ネッピー君はファイティー君に同情しながらもどうしようもできないのでした。
もう春なのに寒い日が続いています。そんな時、マー君から電話がありました。
マー「もしもし、ネッピー君久しぶりだね。」
ネッピー「マー君、久しぶりやな。元気しとおか?」
マー「おかげさまで、いい調子だよ。ところで、今桜がちょうど満開だから一緒にお花見しないかい。?」
ネッピー「ええなあ。そしたら、すぐ行くわ。」
こうしてネッピー君はマー君の家に向かいました。そして、マー君の家の庭で一緒にお花見を始めました。最初は暖かくていい天気だったのに、いきなり風が吹き出し、挙げ句の果てには雪まで降り出しました。
ネッピー「何で雪なんか降るねん。」
マー「わからないよ。お花見しながら雪が降るなんて初めてだよ。」
ネッピー「あかんわ、こんな寒いの耐えられへんわ。帰るわ。」
こうしてネッピー君はお花見を早々に切り上げて帰ってきたのですが、風邪をひいてしまいました。
(続く)
ネッピー君は家で晩御飯のしたくをしていました。外から大きな音がしました。
何かと思って外へ出てみると、レオ君が恐い顔をして立っていました。
レオ「おい、ネッピー!今度こそは許さないよ!」
ネッピー「いったいどないしてん?何怒っとおねん?」
レオ「うるさい!君はハリーの仲間なんだろ?」
ネッピー「何でハリーの仲間やねん。」
ネッピー君とレオ君は普段は仲がいいのですが、今日はいつもと様子が違い激しいけんかになってしまいました。ネッピー君がもうダウン寸前という時に、晩御飯を一緒に食べる約束をしていたリプシーちゃんがやってきました。
リプシー「あんたらいったい何しとんよ!ええ加減にしなさい!」
レオ君はリプシーちゃんの顔があまりにも恐かったのか、逃げて帰ってしまいました。
帽子も服も靴もすべて新調したネッピー君は意気揚々とハリー君のところへ向かいました。
昨年はハリー君の家に行くといつもひどいめにばかりあったのですが、今年こそはそうならないように、最初から頑張らなければいけません。
ネッピー「よう、ハリー!久しぶりやな!今年は昨年のようにはならへんからな!」
ハリー「ごめん、今日は風邪ひいているんだ。代わりの人に相手してもらって。」
ネッピー「かっ、代わり?それって誰やねん?」
ネッピー君は家の奥の方をのぞいてみました。そこには、ハリー君にそっくりの人たちがたくさんいました。ガールフレンドのハニーちゃんがいるのは知っていましたが、そんなにいるとは。
やはりハリー君のところは人材が豊富なのでした。ネッピー君1人では手におえないので、帰ることにしました。ああ、こういう時に彼らがいてくれたらなあとネッピー君はリストラされたブルーパーレーツのことを思いました。しかしよくよく考えてみると彼らがいてもハリー君の集団に勝てるかどうかは疑問なのでした。
3月になったというのに、今日はとても寒い日だったので、ネッピー君はこたつの中で震えていました。ふと窓の外を青くて毛むくじゃらの○サミ○トリートで見たことがあるような生き物がいました。
ネッピー「あんた誰?」
スライリー「おまえ、わしのこと忘れたんか。わしはスライリーじゃけん。」
ネッピー「そうや、思い出したわ。めったに来うへんから、忘れとったわ。」
スライリー「それより、おまえは何しとるけん!外へ出て来んさいや。」
元気者で落ち着きのないスライリー君は、鼻から赤いものをだしたり、フェンスによじ登ったりと元気が有り余っています。そして、ヒンズースクワットを延々とし始めました。ネッピー君も一緒にやってみましたが、あまりにしんどいのでダウンしてしまいましたが、それでもスライリー君は元気です。ただ、雪があまりに激しくなってきたのでスライリー君は急いで帰ってしまいました。
ネッピー君が筋肉痛で歩けなくなったのは言うまでもありません。
※スライリー君については下記参照(私の友人のHPです。)
ネッピー君が今着ている服はもう大分長いこと着ているので、思い切って新調することにしました。
洋服屋さんには、いろんな色の服がありました。
洋服屋「お客さん、もうすぐ春ですから、こういうさわやかな服はどうでしょうか?」
と赤やピンクの服を勧めてきますがネッピー君はいまいち乗り気ではありません。
縦縞だと、○○ッキー君みたいで弱そうだし、濃い緑は昔誰かが来ていたなあ。そういえば日替わりの7色の服も誰か着ていたし、ネッピー君はいろいろ迷いました。
ネッピー「やっぱり今のんでええわ。」
洋服屋「でも、お客さんは頭が大きいから、今のではお困りでしょう。だったら、前ボタンのにしてみたらどうでしょうか?」
確かにネッピー君にとって今の服は着るのが不便でしたので、前ボタンになることは非常にうれしいことでした。また微妙に変わったデザインはちょっとムース君の服っぽくなって、ネッピー君は気に入りました。なんかこれでハリー君に勝てそうな気がしたネッピー君なのでした。
ネッピー君は、暖かい南の島に遊びに来ていました。晴れていたら散歩にいったりするのですが、今日はあいにくの雨です。ネッピー君はぼんやりとテレビを見ていました。
テレビでは、遠い国で船と潜水艦が衝突して、船が沈没したニュースを伝えていました。その時ネッピー君はあることを思い出しました。
ネッピー「なあ、リプシー。最近ブルーパイレーツ見いへんねんけど、どないしとるんやろ?」
リプシー「何それ?何のチーム?」
ネッピー「うそお、知らんの?プクプクとかフック、ジャック、ひげ丸とかおったやんか?」
リプシー「私そんな人らとおうたことあらへんわ。」
ネッピー「そうや、あいつらリプシーが来てからおうてないもんなあ。」
ネッピー君がパシフィック村にやってきたとき、ブルーパイレーツと一緒にやってきたのです。しばらく一緒に住んでいたのですが、近頃全然姿を見せていないのです。
もしかしたらネッピー君のお父さんにリストラされてしまったかもしれません。
ネッピー君は、再びおこづかいを上げてもらう話をしにお父さんのところへ行きました。
父「ネッピーよ。今まで毎年おこづかいの金額が変わってきたけど、こんなんどないや。5年間ずっと同じ金額やけど、今よりかなりええ金額やし、成績悪くたってそれだけの額は保障されるんや。どうや、ええ話やろ!」
ネッピー君はしばらく考えました。
ネッピー「ううん、それもええ話やねんけど、やっぱりいままでどおりでええわ。」
ネッピー君は、ケチでリストラ好きのお父さんだから、きっと何かあるに違いないと思ったのでした。それに、ネッピー君が大事にしていた振り子をお父さんがムース君のところへ勝手に売ってしまったのも不満なのでした。またネッピー君がパシフィック村に住んで10年になるので、そろそろムース君が住んでいる遠い国にも行ってみたいなあと思うのでした。
ネッピー君は、ほかの仲間達のおこづかいの状況も気になりました。
そこで、トラッキー君に電話をしてみました。
ネッピー「よお、トラッキー。こづかいの方はどないや?」
トラッキー「俺のところ毎年もめるから、今年はラッキーちゃんに代わりにおやじのところに話しに行ってもろたんや。」
ネッピー「俺もリプシーちゃんに代わりに行ってもらおうと思ったんやけど。」
トラッキー「やめた方がええで。ラッキーの奴、ジャビのところの基準で話しをしよったからよけいにもめてしもうたわ。結局最後は俺が話しに行ったんや。」
ネッピー君は聞いた相手を間違えたと思いました。よく考えてみるとトラッキー君のこのところの様子を見るとおこづかいが上がるはずはないのです。でもリプシーちゃんに代わりに話に行ってもらうのはやめることにしました。というのは、ネッピー君はずっとリプシーちゃんにおごってもらってばかりなので、お父さんにむちゃくちゃな金額を要求しそうだからです。
お父さんのところに、おこづかいを上げてもらう話に行ったネッピー君でしたが、下げられる話を聞いてちょっと落ち込んで帰ってきました。
しばらくすると、リプシーちゃんが訪ねて来ました。
リプシー「なあ、ネッピー!この前言ってたお店いつ連れてってくれるん?いつも私がおごってばっかりやん。」
ネッピー「ああそうやったなあ。でも今お金あらへんねん。」
リプシー「お父さんのところにおこづかい上げてもらいに行ったんちゃうの?」
ネッピー「それが・・・・・。」
リプシー「あんたも情けない奴やなあ!リストラ恐れとってどないするん!男やねんからもっとビシっとせなあ!何やったら私が行って来たろか?」
確かにリプシーちゃんがネッピー君の代わりに話しに行ったら、もしかしたらおこづかいを上げてもらえるかもしれないなあとネッピー君は思ったのでした。(つづく)
ネッピー君はさっそく、おこづかいを上げてもらうためにお父さんのところへ行きました。
ネッピー「お父さん、近頃ハリーやジャビにやられまくっているから、見返してやるためにおこづかい上げて欲しいねんけど?」
父「おまえ、どういう面下げてそんなこと言うとんねん!第一おまえの昨年の働きでは、下がることはあっても上がることはないぞ!」
ネッピー「ハリー対策に十分トレーニングしたし、最近はバフィーが変な踊り覚えたから、こっちも対策が大変なんや!」
父「いいか、我が家のモットーは最小限の投資で最大の効果を見せることだ。おまえに任せとったら金ばかりかかってしゃんないわ。おまえはお父さんの得意技をまさか忘れたんちゃうやろな?」
そうです、ネッピー君のお父さんの得意技はリストラなんです。
リストラされてはたまらないとネッピー君はまた出直すことにしました。
ネッピー君は昨年、ハリー君や、ジャビ君には散々嫌がらせをされました。
彼らはお金持ちです。ハリー君の家はかなり借金が膨らんでいますが、そんなことお構いなしに、お金を使いまくっています。ジャビ君の家はお金が有り余っているので、札束を燃やして暖房にしているそうです。
そこで、ネッピー君は彼らを見返してやるためには、もっとお小遣いをもらって強くなるための投資をしないといけないと思いました。
さっそく、お父さんに交渉しようと思いました。ネッピー君のお父さんの会社は儲かっているので、すぐお小遣いを上げてもらえるだろうと思いました。
しかし、ネッピー君のお父さんは村ではドケチで有名なのでした。(続く)
ハリー君はジャビ君が村に攻めてくることを聞いてかなりびびっていました。パシフィック村ではいつも偉そうにしているハリー君なのですが、ジャビ君にはどうしても頭が上がりません。
そうこうしているうちにジャビ君がやってきました。
ジャビ「よう、ハリーおまえこのへぼい村の村長になったらしいじゃないか。」
ハリー「これはこれはジャビ様ではありませんか。」
ジャビ「おまえは俺の仲間だから、俺の考えていることくらいわかっているよな。」
ハリー「はっはい。しかし、この村を占領されると私が困ります。」
ジャビ「何っ!俺様に刃向かう気か!そうかじゃあこれをバラしてもいいのだな。」
ハリー「そっ!それだけは・・・・・・。」
ジャビ君の持っていたのは、経営の苦しいハリー君のお父さんの店の秘密を書いた文書でした。店をつぶされたらハリー君も困ってしまうので、泣く泣くジャビ君に村を明け渡してしまったのでした。
めでたくパシフィック村の村長になったハリー君ですが、いきなり難題が待ち構えていました。そうです、あのジャビ君が村を占領しようとたくらんでいるのです。村を代表するものとしてなんとかしなければいけません。しかし、ハリー君はジャビ君に仲間だと思われているし、下手に反抗するとただでも経営の苦しいハリー君の店がよけいひどいめにあいそうなので、どうしたら真剣に悩んでしまいました。(つづく)
ハリー君がパシフィック村の権力者になってはや10日が経とうとしていますが、村の仲間達に感想を聞いてみました。
レオ「本当だったら、僕が村長になれるはずだったのに、ネッピーがハリーの手助けをするから。ネッピーが入院した時には見舞いに行ったのに、ひどいよネッピー。でも僕がジャビと戦ったらあっさりやられてしまうだろうなあ・・・・。」
ファイティー「いやあ、ハリー君はすばらしいお方ですよ・・・・・。」
マー「ハリー君のことはどうでもいいんだよ。それよりもファイティー君がなんでそこまで僕のことを目の敵にするんだよ。」
バフィー「ネッピー悪いなあ。実はハリーを調子に乗せてしまった張本人は俺なんや。俺の芸術的な踊りのおかげでハリーのパワーついたみたいやで・・・・・。」(ほんまかいや)
ネッピー「ハリー君のお父さんの店で記念セールやるのはいいんやけど、新聞見たらお店の経営ヤバいって書いとったけど、あんな安売りして大丈夫なんかなあ・・・・。僕のお父さんはケチやから絶対あんなことせんけどなあ。」(つづく)
ネッピー君はまだ病み上がりなので、お休みの今日は家でゆっくりしていました。いい天気なので、庭の掃除をしていました。すると、家の前にいかつい車が止まりそして恐い人がやってきました。そしてネッピー君はその恐い人たちに無理矢理車に乗せられてしまいました。
いったいどこへ連れていかれるのだろう、ネッピー君は不安で仕方ありませんでした。
そして車がある場所で止まりネッピー君は車から降ろされました。ここはどこなのだろう?よく見るとなんとハリー君の家でした。家の中に連れていかれると、中にはたくさんのマスコミの人たちがいました。ネッピー君には何がなんだかさっぱりわかりませんでした。そしてネッピー君はハリー君の横に座らされました。そして何やら記者会見が始まる模様です。
ハリー「みなさんお待たせしました。私が、今日からパシフィック村の村長となるわけですが、就任にあたって、私がどれだけの実力を持っているのか皆様に見ていただきたいと思います。」
ネッピー「それってどういうことやねん。」
ハリー「うるさいおまえは黙ってろ!」
・・・・・・・(この間えげつないので省略)
こうしてハリー君はパシフィック村の権力者となってしまいました。ハリー君は仲間と家の中でビールかけやったりして大騒ぎです。ネッピー君は家の柱に縛り付けられて、その光景を見せられているのでした。ネッピー君にとってとても屈辱的なことなんですが、同時に自分は弱いから仕方がないとあきらめていたのでした。
ネッピー君は入れ替わりで入院している親友のレオ君のお見舞いに行くことにしました。
レオ君はつい最近まで重体でしたが、やっと意識は取り戻したようです。
ネッピー「レオ君、調子はどないや!」
レオ「あっ、ハリーの味方のネッピーだ。」
ネッピー「そんな人聞きの悪い!なんちゅうこと言うんや!」
レオ「だって、そうじゃんか。いつもネッピーはハリーにはあっさりとやられるくせにさあ、僕と会うときはいつも超強気じゃん!おまけに、君はいつもハリーの手助けばかりしてさあ・・・・・。」
ネッピー君にとって憎きハリー君なんて当然味方ではありません。しかし、ネッピー君はどうがんばってもハリー君にはやられっぱなしなのです。ネッピー君はレオ君に何も言い返すことはできませんでした。
ようやく意識を取り戻したネッピー君は順調に回復し、ようやく退院することになりました。
ネッピー君は久しぶりに外に出ることができました。しかし、村はとても静かなのです。なぜならパシフィック村のみんなはテレビで遠い国で行われているスポーツ大会を見ているのです。
ネッピー君も家に帰るとさっそくテレビをつけました。いろんな種類のスポーツが中継されているので、ネッピー君も夢中になってみていました。
すると突然、ジャビ君の顔が度アップで写りました。画面の向こうでは、ジャビ君やその仲間達が飲めや歌えの大騒ぎです。そして、
「世の中はすべて金なのさ!俺みたいな金持ちは何をやっても許される。セントラル村は今日俺様が完全に占領してやったのさ!パシフィックの奴等ども!しょうもないスポーツ大会にうつつを抜かしたらこうなるぞ。」
と側にいたシャオロン君を殴りはじめました。
ネッピー君はもうジャビの顔なんかどうでもいいから、早くスポーツ大会の続きを見せて欲しいと思いました。しかし、テレビでは延々とジャビ君ばかり写りつづけているのでした。
ハリー君に家の屋根を破壊され、その下敷きになってしまったレオ君はかなりの重傷で入院することになりました。
一方、ネッピー君はハリー君に点滴に変な色の液体を入れられたものの、何とか回復しようやく意識を取り戻しました。目を開けて見ると、となりのベッドに誰かが寝ています。誰だろうとよく見ているとレオ君でした。
また入院する前と自分の周りで聞こえる音が違います。やたらに、マー君とバフィー君の声が近くに聞こえるのです。ネッピー君は自分が寝てしまっている間に何が起きてしまったまったく理解できないのでした。
いつもレオ君にやられっぱなしのハリー君は、とにかく下手にでることにしました。
ハリー「レオ君、最近元気ないようですね。パシフィック村で何をされても一番すばらしいあなたのそんな疲れきった姿を見ることに私は耐えられません。どうか、これを飲んでいただいて元気になってください。」
ハリー君がこれまでになく異常に丁寧に話すのを見て、レオ君は怪訝そうな顔をしていましたが、ハリー君が持ってきたドリンクを疑うことなく飲んでしまいました。
しかし、あまりのまずさにレオ君は気絶してしまいました。その隙に、ハリー君はレオ君の庭の屋根を潰し始めました。運悪くレオ君はその下敷きになってしまいました。
その後、レスキュー隊の人がやってきてレオ君を救出してくれましたが、緑色の顔になったレオ君を見てみんなびっくりしました。そばには、ハリー君のマークがついたグリーンドリンクのパッケージが落ちていました。
当然のことながら、屋根の下敷きとなったレオ君は、重傷のため現在入院中です。
一方、ネッピー君の親友(の筈?)のレオ君はネッピー君の入院の話を聞くやいなやすぐに駆けつけたのですが、レオ君の3日3晩の看病もにも関わらず、ネッピー君の状態はよくなりませんでした。
疲れ果ててしまったレオ君はあきらめて一旦家に帰りました。
レオ君は遠くへ行ってしまったネッピー君が気にかかって何も手がつきません。そのことを知ったハリー君はレオ君に仕返しをするチャンスと思いました。
ハリー君は、ネッピー君に対しては偉そうにしているのですが、どうもレオ君に対してはいつも頭が上がらないのです。
そこでハリー君はある作戦を思い付きました。(つづく)
ネッピー君は、点滴を受けた状態で眠っているのですが、その点滴のびんの中にハリー君は何やら緑色の変な液体を入れました。そしてハリー君はすぐに立ち去りました。
さあ大変です。ハリー君は、ネッピー君の命まで奪おうというのでしょうか?
ちょうどリプシーちゃんがお見舞いにやってきました。
リプシー「こんな変な色の顔になってどないしたん?」
リプシーちゃんはネッピー君の顔が緑色になっているのを見てあわてて看護婦さんを呼びました。
看護婦1「きゃあ!誰がこんなん付けたん!」
看護婦2「私のせいじゃないよ!」
看護婦1「あんたがつけたんちゃうの?」
と、すぐに点滴を替えてはくれましたが、看護婦さん達はすっかり医療ミスだと思ったようで、お互いに傷のなすりつけあいばかりしていました。
部屋の隅にはハリー君のマークがついたグリーンドリンク(注)のパックが落ちていました。
(注)福岡ドームに行った際に、ホークス公認のグリーンドリンクのパンフレットをもらったのでそこから引用しました。福岡観戦会に行かれた方はわかると思います。
入院しているネッピー君の元へハリー君が駆けつけてきました。そして周りに聞こえるような大きな声でいいました。
ハリー「どっどうしたばい。わしのよか友達がこないになってしもうて。わしがやっつけといたるばい!」
周りにいた人たちはハリー君がなんていい奴なんだろうと思いました。しかし、ハリー君にとっては、周りの人たちに自分の存在を脅かそうとするファイティー君をやっつけることを正当化するためのアピールに過ぎなかったのです。ファイティー君がハリー君にやっつけられたのはいうまでもありません。
ところで、ネッピー君はずっと点滴を受けたままなんですが、ハリー君がその中に何かを入れ始めました。
(つづく)
ネッピー君はファイティー君からお見舞いでもらった牛乳にあたってしまって、入院して
しまいました。入院してしまってから、ネッピー君はずっと寝込んでしまったままです。
日ごろのネッピー君の人徳のおかげか、マー君やレオ君がお見舞いに来てくれました。
しかし、ネッピー君はそんなことも知らずにずっと寝たきり状態です。
(今は遠くへ行ってしまった)親友のレオ君がずっとネッピー君の側にいてくれたのです
が、疲れ果てたままバフィー君のところへ行ってしまいました。
そして、今度はハリー君がやってきました。ハリー君は日ごろからネッピー君を困らせて
ばかりいますが、こういう時にはちゃんと来てくれたじゃないですか!ところがどっこい。
(つづく)
ネッピー君はファイティー君からお見舞いでもらった牛乳を嬉しそうに一気に飲み干しました。いつもならここで元気になるはずなのですが、今日はどうも様子が違います。
お腹がとても痛くなってきました。なんか変だなと牛乳のパッケージをよく見ると、なんと最近ネッピー君が買わなくなった、雪の結晶のマークがついている牛乳だったのです。
そうと気づいたが全ては遅すぎました。ネッピー君は救急車で病院に運ばれて入院することになってしまいました。
そのことを知ってか知らぬかファイティー君はハリー君を恐れさせるほどやたらと元気です。 (つづく)
ネッピー君は、過労のためか病気になってしまい、ついにおうちで寝込んでしまいました。それを心配してかどうかは知りませんが、ファイティー君がお見舞いにやってきました。
ファイティー「ネッピー、大丈夫かい。ずっと忙しかったから、疲れがでちゃったんだね。これ飲んで元気出してよ!」
ファイティー君は、ネッピー君が毎日欠かさず飲んでいる牛乳をお見舞いに持ってきました。ネッピー君は声に出すことはできませんでしたが、ファイティー君にとても感謝しました。ファイティー君が帰ったあと、さっそくその牛乳を飲んで、元気を取り戻すはずでしたが・・・・・・。(つづく)
ネッピー君は、この前のハリー君との戦いで受けた傷の手当てをしていました。完璧ではなかったけど、ハリー君をやっつけたことで少し満足していました。すると、バフィー君が訪ねてきました。ネッピー君はすでにバフィー君で遊ぶコツを身につけていたので、赤いタオルを持ってあいに行きました。
ネッピー「やあ、バフィー、最近元気ないようやな。」
バフィー「そうなんや、ハリーもレオも新しい踊りわかってくれへんねん。」
ネッピー君は一瞬嫌な予感がしました。そんなネッピー君の思いをよそにバフィー君は暴れん坊将軍のテ−マに合わせて、扇子を持って踊り始めました。
ネッピー君も一緒に赤いタオルを持って踊りましたが、そんなことをバフィー君は気にもとめず、有頂天でした。散々踊り終えた後、バフィー君は本当にごきげんで帰っていきました。ネッピー君はただ疲れただけでした。
いつもやられている復讐にネッピー君はハリー君のところへ行くことにしました。自転車
取られたり、ラーメン食べ損なったり、いつもいつもハリー君の家ではやられっぱなしな
のですが、今日はそういうわけには行きません。ネッピー君のキャラに相手を倒すという
ことは合いませんが、この日のためにネッピー君はがんばってきたのです。
ハリー君の家についに到着しました。
ハリー「何ですたい。」
ネッピー「今までの恨み晴らしに来たんや!」
仁義なき戦いは始まりました。ほんとうに激しい戦いでした。今回は何とかネッピー君は
頑張りました。しかし、ネッピー君もかなり傷だらけです。
ネッピー君の気は少しは晴れたようですが、まだまだ納得できないので、また来てやると
思ったのでした。今度はハリー君を降参させてね、ネッピー君!
がんばれネッピー君(第18話) |
ネッピー君はこのところずっと働き詰めなので、もうフラフラです。毎日リゲイン
を飲んでいるのですが、それももう効かなくなってきました。こうなったらもうユ
ンケル黄帝液しかないということで、薬局に買いに行きました。
そんなことをしっていたファイティー君は今日こそ日ごろの恨みをはらすチャンス
として待ち受けていました。
ファイティー「やあ、ネッピー最近お疲れみたいだね!うちにおいしいもの用意し
てるからさあ、来ないかい?」
ということで、ネッピー君は言われるがままにファイティー君の家に行きましたが
・・・・・・・・。
ネッピー君は疲れのあまりに何があったのか覚えていません。体にたくさんの傷が
できているのは確かなんですが、なぜかファイティー君が「ごめんよ〜」と言って
逃げていったみたいです。
とにかくネッピー君はやっと休むことができます。ゆっくり休んでね、ネッピー君!
がんばれネッピー君(第17話) |
ネッピー君は人が良すぎるので、誰かと会う約束は絶対に断ることができません。
しかし、最近ずっと約束のある日ばかりでネッピー君は疲れがとてもたまってます。
今日は仲良しのレオ君が遊びに来る日なんです。しかし、ネッピー君は毎日栄養ド
リンクを飲んでもふらふらです。
レオ「やあネッピー君、元気かい?」
ネッピー「はあ」
レオ「最近、超暑いね。」
ネッピー「はあ」
レオ君がいろいろ話しかけてくれてもネッピー君はふらふらなので、全くレオ君の
話を聞いていません。挙げ句の果てに
レオ「もういい!君とは絶交だ!」
といって、レオ君は怒って帰ってしまいました。
そんなネッピー君の様子を陰から見ていたファイティー君は日ごろの仕返しのチャンス
だと虎視耽々と狙っているのでした。
がんばれネッピー君(第16話) |
ハリー君に散々やられたネッピー君は、これまた苦手なマー君のところへ行くこと
になっていました。マー君はいい奴なんですが、ネッピー君にはどうもあの歌と踊
りが苦手なんです。
ふとネッピー君はいい案を思い付きました。耳栓をすればあの歌声を聞かなくてす
むということに気づいたのでした。でも、あの踊りを見ないようにするにはどうす
ればいいか迷っていました。
そうこうするうちに海のそばにあるマー君のおうちに着きました。
ネッピー「マー君、久しぶりやな。元気しとおか?」
マー「最近ジャビにさー、あのタオル踊り真似されちゃって、あいつが真似したの
に僕の方が真似しだって言われちゃって、あの踊りできなくなっちゃんたんだ。」
ネッピー君はジャビ君のことをひどい奴だと思う反面、あの踊りがなくたってラッ
キーだと思いました。
ネッピー君にとってマー君に対する苦手意識はなくなりつつあるのでした。
がんばれネッピー君(第15話) |
ネッピー君は、気持ちよくお昼寝をしていました。すると突然部屋のガラスが割れ
ました。そして、煙が部屋の中をたちこめました。何がなんだかわからないうちに
いきなり、誰かにお腹や頭などを蹴られて、気絶してしまいました。
しばらくするとリプシーちゃんが訪ねてきました。リプシーちゃんは荒らされたネ
ッピー君の部屋を見てびっくりしてしまいました。
リプシー「ネッピー!しっかりして!いったい何があったん。」
ネッピー「いきなり、部屋のガラスが割れる音がして煙が立ち込めてそれから誰か
に蹴られたみたいやねん。」
リプシーちゃんは、部屋の隅に発煙筒の残骸が落ちてるのに気がつきました。よく
見ると、ハリー君のお店のシールが貼ってありました。
リプシー「ちょっと、これ見てよ!ハリー君のお店のもんやで。」
ネッピー「ハリーはいつもきたない手ばかり使いやがって!」
リプシー「警察に電話しよう。」
ネッピー「あかんって!警察はジャビに雇われとんや。」
ネッピー君は腹が立ってしょうがなかったのですが、同時にハリー君にこのまま
ずっとやられ続けてしまうのかとあきらめの気持ちが生まれつつありました。
ハリー君に負けるな、ネッピー君!
がんばれネッピー君(第14話) |
ハリー君はジャビ君に家に来るように呼び出されました。
ジャビ「おいハリー、あのネッピーとか言う奴超なまいきなんだけどさー、ちゃんと
痛い目にあわせてやってくれてるよね。」
ハリー「もちろんですたい。あいつはわしの顔を見るのも嫌になってますたい。」
ジャビ「ばか野郎!おまえはやり方が甘すぎるんだ!俺みたいに完膚なきまでやって
しまえ!」
とシャオロン君の顔を踏みつけながらいいました。
ジャビ「今度いうこと聞かなかったら、おまえの親父の店いつでも潰してやるから
な!世界は俺の言うことを信用するからな、ハハハハハハ!」
ハリー君にとっては痛いところをつかれました。ハリー君のお父さんの店は最近
業績が悪くて困っているのでした。
それからすぐにネッピー君をしばきに行ったのは言うまでもありません。
がんばれネッピー君(第13話) |
今日は、パシフィック村の仲間みんなで遊びに行くことになりました。そこは、ハリ
ー君お薦めのところで、風車があって春になるとチューリップがきれいな場所です。
普段は暴れん坊のハリー君も今日はみんなと仲良くいます。
ネッピー「この前は、セントラルの奴らがさんざんやってくれたから、後片付け大変
やったわ。」
レオ「そうだね、セントラルの人たちはよっぽどひどいもの食べているんだね。」
マー「だって、セントラルはジャビが一人で大暴れしているらしくて、本当に困って
いるらしいよ。特にスライリーのとこなんて貧乏なのにジャビが強盗に入ったらし
いよ。」
とその時、黒くていかつい車が多数パシフィックの仲間達の回りを囲むように止まり
ました。
ジャビ「おまえら、なんか言ったか。俺の悪口を言ってたようだな。」
ハリー「そんなことないですたい。私は、ジャイ君を尊敬してますたい。」
ジャビ「ハリーは仲間だから許してやろう。おまえら俺に反抗すると痛い目にあうぞ
やっておしまい。」
すると黒い車から恐い人たちが出てきて、パシフィックの仲間達はひどいめにあいま
した。
ジャビ「まあ、こんなヘボい村ももうすぐ俺様のもんになるからな!ハハハハハ!」
と言って立ち去って行きました。
ネッピー君は日ごろのトレーニングの成果からかあまり傷を負わなかったですが、
しかし、この借りはきっと秋に返してやるとそう誓ったのでした。
がんばれネッピー君(第12話) |
昨日は、ジャビ君の家で宴会があったのですが、ネッピー君はジャビ君に命を狙わ
れることなく無事に帰ってきました。そして、今日はネッピー君の家でパシフィッ
ク村とセントラル村のみんなで宴会をすることになっています。
ネッピー君は、リプシーちゃんと一緒においしい料理やワインを取り揃えてみんな
が来るのを待っていました。そして、夕方になるとみんな一斉にやってきました。
そして、セントラル村のみんなは、日ごろごちそうを食べていないのかどうかは知
りませんが、部屋に入るや否や料理に飛びつき始め、大騒ぎでした。
パシフィック村のみんなは、あっけにとられていました。特に、シャオロン君やト
ラッキー君はもうご機嫌です。
トラッキー「うち貧乏やから、こんなええもん食わせてもろとうれしいわ。」
シャオロン「家ではきしめんとみそカツばっかりだから、こんなん食べれて幸せ
みゃー。」
しかし、パシフィックのみんなも黙ってはいません。宴もたけなわというときに
一気に飲み始めましたが、あえなく時間切れ。ほんとにセントラル村のみんなだけ
が目立った今日の宴会でした。
がんばれネッピー君(第11話) |
ネッピー君は、昨日バフィー君の家で長く遊び過ぎていたので、家でゆっくりして
いました。
テレビをつけると「正義の味方つば九郎」をやっていました。この物語は、セント
ラル村で悪さばかりしている大金持のドラ息子のジャビ君を正義の味方つば九郎君
がやっつけるというものです。しかし、今回はどうも様子が変です。
空を飛ぶのが得意なつば九郎君なのですが、なんとジャビ君の新しく導入した、
秘密兵器で撃ち落とされてしまいました。
ジャビ「ハハハハハ、世の中はすべて金なのさ。金さえあれば何をやっても許される
のさ、ハハハハハハ。」
ネッピー君は、予想外の結末にびっくりしてしまいました。
しかし、今年はみんなでジャビ君の家に行かなければいけません。きっとハリー君以
上におそろしい奴なんだろうと今からビビリまくっているネッピー君でした。
※この物語は作者の主観が入りまくっていることと、方言が誤って使われる場合が
ありますのであらかじめご了承ください。
がんばれネッピー君(第10話) |
ネッピー君は、以前にハリー君にやられた借りを返すために、毎日トレーニングを
積んできました。そして、今日こそハリー君をやっつけてやろうと思い、自転車で
ハリー君の家へと向かいました。ハリー君の家は結構遠いので、お腹がへるので、
いつも途中でおいしいラーメン屋によるのです。
今日も、ネッピー君は戦いの前に腹ごしらえしようと思って、店に入りました。
そして、ネッピー君の前においしいラーメンが運ばれてきたときに、ハリー君が店
に入ってきました。
ハリー「よお、ネッピーやないか!ちょっと表に出てもらおか。」
ネッピー「今から飯食うから、終わるまで待ってえな!」
ハリー「うるさい!ええからでてこい!」
かわいそうに、ネッピー君は店の外に引きずり出されました。ネッピー君は立ち向
かおうと思っても、お腹がへって力が出ず、ハリー君にやられたい放題でした。
そして、ネッピー君は気絶してしまいました。しばらくしてから、誰かがネッピー
君を起こしてくれました。ラーメン屋の店長でした。
店長「かわいそうになあ。こんなにされて。でもラーメンのお金は払ってな。」
仕方なく、ネッピー君はラーメンを食べ損ねた挙げ句に、お金も払い、自転車も
ハリー君に取られ、遠い道のりをとぼとぼ歩いて帰ったのでした。
がんばれネッピー君(第9話) |
今日は、バフィー君が(呼んでもないのに)たずねてきました。
バフィー「ネッピー、今日は踊りを教えてやるから、おまえの分の赤いタオルを持っ
て来てやったぞ。」
ネッピー「別にそんな踊りしたくないねんけど・・・・。」
渋るネッピー君に無理矢理タオルを持たせて、バフィー君は実技指導しだしました。
最初は、冷静に踊りを見ていたバフィー君でしたが、突然ネッピー君が持ってる
赤いタオルに突進してくるのでした、ネッピー君はそれを見てよけましたが、バフ
ィー君は猛然を突進してきました。そんなことを繰り返しているうちに、バフィー
君は、壁に激突し大怪我をしてしまいました。
何がなんだかよくわからなかったネッピー君でしたが、よく考えるとバフィー君は
牛だったことを思い出しました。しかし、こういう遊びもなかなか面白いなと意地悪
なことを考えてしまうネッピー君でした。
がんばれネッピー君(第8話) |
今日、ネッピー君は街に買い物に出かけました。するとファイティー君に出会いま
した。しかし、ファイティー君はネッピー君を見ると思わず目を背けてしまいまし
た。
ネッピー「よう、ファイティー。」
ファイティー「やっ、やー。この前はごめんね。実はあれはハリーのせいなんだよ。
俺、ネッピー君のこといい友達だと思ってるからさー、はははははは・・・・・」
そういえば、村の外れに呼び出されて、しばかれたことを思い出しました。
ネッピー「そういえば、あの時はよくも・・・・・。」
ファイティー「ご、ごめんよ。俺、ハリーに脅されてたんだ。だからさー」
といいながら、お調子者のファイティー君は逃げて行きました。ファイティー君は
ネッピー君が苦手なのです。しかし、心の中ではマー君をいじめてやろうと思って
いるのでした。
がんばれネッピー君(第7話) |
ネッピー君とマー君は、北の涼しい島でやってきました。ネッピー君は、毎日天気
がいいし、食べ物はとてもおいしいし、とてもご機嫌でした。ネッピー君もマー君
も最近お疲れのようだったので、いいリフレッシュになるはずでした。
しかし、声の大きなマー君はあまりにもご機嫌になり過ぎて、いつもの歌とタオル
を持った踊りをやり始めました。ネッピー君はマー君といっしょに来たことを後悔
しました。ネッピー君は、マー君のこの歌と踊りで調子が悪くなってしまうのです。
ネッピー君はフラフラになって倒れてしまいました。そんなことおかまいなしに、
マー君は絶好調に歌い続けました。立ち上がれ、ネッピー君!
(つづくかな?)
がんばれネッピー君(第6話) |
明日からは、ネッピー君はマー君といっしょに旅に出かけます。最近2人が一緒に
遊んでいると、別にけんかしているわけでもないのに、いろいろトラブルが発生し
ます。
今年になってからも、いきなり石が飛んできて、マー君のあごにあたって骨折した
し、ネッピー君の足がマー君にあたって倒れてしまったり、そういえば3年前に
マー君がひどく落ち込んでいるときにネッピー君が泣かしてしまったりしました。
そんなこともありましたが、ネッピー君、楽しい旅をしてきてくださいね。
がんばれネッピー君(第5話) |
ネッピー君は、やっぱり仲良しだということがわかって、すっかりご機嫌で雨の中
を自転車でおうちへと向かっていました。
「そうや、この前バフィー君が遊ぼうと言うとったからちょっと寄ってみよう。」
というわけで、ネッピー君はバフィー君の家に行くことにしました。
ネッピー「レオ君ちの帰りしなに、ちょっと寄ってみたわ。」
バフィー「ネッピーが来てくれてうれしいわ、やっぱり近所やから仲良うせなあかん
と思うとってん。それよりも、今踊りの練習しとってんけど、ちょっと見てくれへん
か。」
バフィー君は、覚えたばかりの赤いタオルを持った踊りを披露し始めました。
ネッピー君はバフィー君の家に来たことを後悔しました。というのは、ネッピー君は
タオルが苦手なのです。この前にバフィー君のところに遊びに来たときは、長い時間
一緒にマラソンをした後に、この踊りを見せられてフラフラになったのを思い出しま
した。しかし、ネッピー君は人がいいのでついついこの踊りを見て拍手を送ってしま
うのでした。
がんばれネッピー君(第4話) |
ネッピー君には、気になっていたことがありました。レオ君の家のお庭は去年から
屋根がついているのですが、ファイティー君やバフィー君の家と違って、壁がない
んです。そこでネッピー君は、レオ君に聞いて見ることにしました。
ネッピー「なあ、レオ、君の家の庭はなんで壁がないん。今日みたいな雨の日やっ
たら、雨が降り込んでくるやん?」
レオ「それはさあ、ファイティー君やバフィー君の家みたいにしたら、クーラー
つけないといけないじゃん。でもさあ、クーラーって体によくないから、自然の
風が入るように、壁をつけなかったんだよ。」
ネッピー「レオ君のところは、雨はよお降るけど、風とおしよかったかなあ?
それよりも、僕花粉症やから春先つらかったわ。そういえば、レオ君も花粉症で
家にほとんどおらんかったんちゃうかったっけ?」
レオ「・・・・・・。」
レオ君は、返事に困ってしまいました。ネッピー君はレオ君の困ってしまった顔
を見て、悪いなと思いながらも久しぶりに心が晴れやかになってしまったのでした。
(まだつづく?)
がんばれネッピー君(第3話) |
今日は、仲良しのレオ君のところに遊びに行く日なんです。ところが、お天道様は
ネッピー君の気持ちを知っているからか、ずっと雨が降っています。
雨の中を、ネッピー君は最近乗れるようになった自転車に乗ってレオ君の家に向か
いました。
ネッピー「レオ君、こんにちは。調子はどないや?」
レオ「それがさー、うちの親戚がけがしちゃったり、入院しちゃったりで超大変で
なんだよ。」
人のいいネッピー君は、レオ君の話を聞いてすっかり同情してしまいました。
屋根のついているレオ君の家の庭には、冷たい雨が降り込んでいました。
(つづく?)
がんばれネッピー君(第2話) |
ネッピー君は、昨日さんざん殴られたハリー君に仕返しをしようと、朝からトレー
ニングをして気合十分でした。しかし、今日はあいにくの雨で、ネッピー君は仕方
がないので家でぼーっとしていました。すると電話がかかってきました。セントラ
ル村のトラッキー君からでした。
トラッキー「よう、ネッピー久しぶりやないか。元気してるか?」
ネッピー「うーん、このまえファイティーとハリーに呼び出されてしばかれとしも
うた。」
トラッキー「ふーん、そんなんわしなんかしょっちゅうや!この前もジャビの野郎
に散々やられたわ。ジャビが近頃、村で大暴れでホッシーやドアラは重傷や。」
そうなんです、セントラル村では大金もちのドラ息子ジャイ君が好き放題している
のです。ちなみにトラッキー君はいつもみんなにいじめられています。そんなトラ
ッキー君の話を聞いて、ネッピー君は少し安心しました。
明日は、ネッピー君は仲良しのレオ君のところに遊びにいきます。ただ、気がかり
なのはレオ君の家もお金もちなので、ジャイ君みたいになってないか心配していま
す。 (続く?)
がんばれネッピー君! |
ネッピー君とレオ君はとても仲良しでした。しかし、これを快く思っていないパシ
フィック村きっての暴れん坊のファイティー君とハリー君はある日ネッピー君を村
のはずれに呼び出しました。人のいいネッピー君は疑うことなく、約束の場所に行
きました。しかし、そこで待ち受けていたのは・・・・・・。
かわいそうにネッピー君は全身傷だらけにされてしまいました。ネッピー君が泣き
ながら歩いていると、遠くで誰かが呼んでいます。その声は少しずつ近くなってき
ました。
「ネッピー君、早くこっちで一緒に遊ぼうよ!」よく見るとバフィー君とマー君で
した。どうするネッピー君! (続く)